中学受験の国語力を上げるために、家庭でできる3つのこと

中学受験の国語力を上げるために、家庭でできる3つのこと
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国語の成績を上げるために、親ができることにはどのようなことがあるのでしょうか。
今回の記事では、中学受験の入試国語に焦点を当て、ご家庭でできる3つのことについてお伝えさせていただきます。

中学受験の「算数」とのちがい

算数の場合、中学受験の入試問題は算数の授業の延長線上にあるとはいえ教科書に入っているレベルの問題は出題されません。
その先にある考え方や解き方を知ることが必要なので、ご家庭で子どもの勉強を親が見ることは難しいでしょう。
国語は、「解き方」は難しいかもしれませんが、算数ほど大人が手も足も出ないということはないはずです。
なぜなら、「文章を読むこと」は大人になるまでの中高生時代や大学である程度経験していて、大人としての判断力が生かせる部分が多いからです。

親が手伝うことができる余地が十分にあるといえるでしょう。

親ができることその1. 長い文章を一緒に読む

子どもが受験国語の文章に取り組むときに最初に手こずるのは、「問題文の長さ」です。
入試では、問題文全体の文字数は、短くても4,000文字です。多い場合は1万字を超えます。
これは、大人向けの新書で考えると、薄い本でも1冊あたりの文字数が10万字と考えると、その10分の1ぐらいの分量を限られた時間内で読まなければならないことになります。

読書が好きな子ならこの文章量に驚くことはないかもしれませんが、好きな物語を読むのと、設問に答えるための問題文を精読することは、まったく異なります。試験の制限時間は50分~90分。
学校の授業では、これほどの量の文章を短時間で読み、内容を理解するところまでを実践する機会はないでしょう。

ですので、まず家庭でできることは、文章を一緒に読んであげることです。
内容を押さえながら、最後まで読み切る感覚を味あわせてあげるのです。
特に長い文章を読むことに苦手意識を持っている子には、ぜひやってみてください。

ひとりだとすぐに「もう無理だ」「よくわからない」と諦めてしまうかもしれませんが、大人が一緒に「こういうことなんだね」「ここはどういう意味なんだろう」と声をかけたり考えたりすることで、読み方のコツのようなものが身につくかもしれません。
まずは「諦めず最後まで読んで理解しようとする」ことを経験させてあげましょう。

親ができることその2. 記述問題の答え合わせを一緒にやる

次にできることは、記述式の問題の答え合わせを手伝ってあげることです。
集団指導型の塾では、内容が高度な長文に触れる機会は多いですが、どうしても記述式の解答への添削は手薄になってしまいます。
どの要素が足りないのか、本文に書かれていないのはどの部分かなど、踏み込んだ指導を個別にしていくことは難しいからです。

もちろん、ご家庭ではプロのようには教えられないかもしれません。
それでも、設問と模範回答例を読み比べてみて、子どもの解答を細かくチェックし、要素としてどこが足りていて、何がかけているかを一緒に確認していきましょう。
そのうえで「ここはもう少し詳しく書いたほうがいいかも」などアドバイスをしてあげることで、子どもも自分の記述回答を客観的に見ることができます。

親ができることその3. 国語の「原典」や「関連書籍」に触れる

教科書や入試問題に出てくる文章の多くが、作品の「抜粋」です。子どもが少しでも原典の作品に興味を持った様子だったら、図書館などで探して手にする機会を与えてみてはどうでしょうか。
同じものを読むのが退屈そうなら、同じ作者の別の作品や、同じ分野の違う作者のものを読んでみてもいいかもしれませんね。

どちらかというと算数や理科が好きで、図鑑を眺めているほうが好きなタイプの子でも、国語の授業をきっかけに出会った科学者や研究者のエッセイなどを読み、読書がとても好きになることがあります。
こうした、それぞれの子の好奇心に基づいて読書の幅を広げていくことが、中学入試にも多いに役立ちます。

本を読むことに夢中になりすぎて、従来の勉強が後回しになってしまうようなことは問題ですが、子どもを夢中にさせる本にはとても大きな効用があります。
それは「文字情報を映像化する力」です。この「映像化の力」は受験国語を克服するのに必要な力です。
読んでいる文章が頭の中で絵になって浮かび、紙芝居のように画面が切り替わり、映像化して味わうことができると、どんな文章を読んでも自分なりに映像をつくって理解していくことができるため、国語の成績が安定しやすいのです。

子どもが夢中になる本というのは、映像化しやすいように書かれているので、「理解しなければ」と考え込みながら読まなくても頭の中にどんどん場面が浮かんできて、話が「見える」ので子どもが熱中するのです。
この「見える」という感覚を味わえることが、国語の基礎体力を育むとも言えます。

この記事を書いた人
主任相談員 小川 大介主任相談員 小川 大介
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