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今一度、授業の受け方を見なおしてみよう

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更新: 2017年05月16日 公開:

成績が上がる子、上がらない子の授業の受け方

「この子、ちゃんと授業を聞いているのかしら・・・」

そんなことを考えたことがある方、多いかもしれません。
お子さんが授業で習ったはずのことができないとか、わからないとか、そんなシーンにぶつかったとき、そのようなことをふと考えてしまうのです。

そこで「塾の授業をしっかり聞いてきなさい」とお子さんに伝えます。
でもなかなか改善されない・・・。
そんなときには、今一度お子さんが授業をどんなふうに聞いているか、チェックしてみましょう。

授業を「しっかり」聞けているというのがどういう状態なのかというと、授業で先生が話したことを理解した上で、それを次に聞く話と結びつけるだけの余裕もあるということです。

塾の授業を聞いて成績を上げられる子は、上記のように「聞く」⇒「結びつける」というサイクルを授業の中でどんどん繰り返しているのです。

逆に成績が上がらない子は、1つの話を聞いて理解し切るまでに、次の話が始まっているのです。
授業のテンポが理解のスピードに合っていないともいえますが、聞き方、授業の受け方を工夫するだけで、グンと理解度が変わるものです。

授業を「しっかり」聞けているかのチェック方法

授業を「しっかり」聞けているかどうかの具体的なチェック方法は、次のようなもの。
ノートを見ながら「これを書いたとき、先生はどんなことを言ったの?」と質問するのです。
お子さんがその質問に対してスラスラ答えられるなら、その部分はOKです。
もしもあまり覚えていなかったり、あやふやな状態だったら、授業の「聞き方」に問題があるということです。

多くの塾の先生は、「聞く時間」と「書く時間」を分けます。
まず自分が説明し、板書しながら生徒たちに理解させた上で、その理解が書くことによって深まるように、「じゃ、時間をあげるから黒板に書いていることを写してごらん」となるわけです。

この時間に書きながら理解を深め、疑問のない状態になっておく必要があるのです。
これが終わらないうちに、授業が次の段階に移ってしまうと、あとでお母さんに対して説明できる可能性は限りなく低くなります。

授業をより理解できるようになる工夫

塾の先生が「聞く時間」と「書く時間」を分けているのには理由があります。
それは、子どもたちがそれを同時にするのがあまり上手ではないからです。

中学生くらいになると「聞きながら考え、書く」ということができるようになります(中学校の先生は「そうなってほしい」という願いを込めて、聞きながら考え、ノートをとることを要求するような授業の進め方をします)。

でも小学生には、まだそれがあまり上手にできません。
だから塾の先生は、まず聞いて理解することに集中させ、そして次に書く時間をとっているのです。
子どもたちはその「書く時間」を「書きながら考える時間」に使います。
でも、成績が上がらない子の多くは、書くことに夢中になるあまり、しっかり考えて理解することがおろそかになっているのです。

だから、意識的に「書く」ことばかりに意識を取られないようにする必要があります。
そのために気をつけたいこととを、いくつかあげてみましょう。

「書く」ことばかりに気を取られないために

色ペンの本数は最小限に

塾の先生にもよりますが、黒板での授業の場合、先生が使うチョークの種類は白・赤・黄色の3色が標準でしょう。
だからお子さんの使う色ペンも最大3色です。
ただし黄色は黒板では目立ちますが、白いノート上では見えにくいので、青などで代用しましょう。

たくさんの色ペンを使って、キレイなノートを仕上げているお子さんの成績がいいとは限りません。むしろ逆の場合が多いのです。
ノートに「書く」ことに重点を置いてしまって、「考える」ことが疎かになってしまうからです。

「テキストに書いていないこと」はメモする

子どもたちは聞くことと書くことを同時にやるのが苦手、と言いましたが、成績の上がる子は、先生が「テキストに書いていないこと」を言ったときに、ささっとメモしているものです。
極端に言えば、テキストに書いていることは、書きのがしても後でテキストを見ればわかります。
こういった「ちょっとしたこと」で、授業の理解度はぐんと変わるのです。

先生の説明が始まったら、とにかく書くのをやめる

前の部分が全部書けていなくても、先生の説明が始まったら書くのをやめ、聞いて理解することに集中するよう促してあげましょう。
「書いておかないとあとでわからなくなる」とついつい考えてしまいがちですが、それで授業を聞けずにわからなくなってしまっては本末転倒ですね。

以上、「もう一度、授業の受け方を見なおしてみよう」というテーマでお伝えしてきました。
いかがでしたか?ぜひお子さんの授業の受け方、今一度見なおしてみましょう。

この記事を書いた人
主任相談員 小川 大介主任相談員 小川 大介
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