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軽視できない「耳勉強」のいろいろ

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更新: 2017年05月16日 公開:

耳から学ぶ・耳で学ぶ

勉強して、ものの名前や問題の解き方、漢字などを覚える。
日々お子さんたちが学校で、塾で、そしてご家庭で行っていることです。
目で見て、耳で聞いて覚えたり、考えたりするのですが、今回は「耳で学ぶ」ということに関してです。

昔からCD教材やDVD教材などは存在しましたが、現代のスマートフォン・タブレットなどの普及から、「耳で学ぶ」ということが再び注目されています。
記憶のしかた、その特性はひとりひとり特徴があり、目で見て学ぶのが有効なお子さんもいれば、耳で聞くことで効率が上がるタイプのお子さんもいます。
もちろん視覚・聴覚の両方を使って勉強しているのですが、「強い感覚」があるということです。

「音声で学ぶ」という場合、販売されているCDやDVD教材で学ぶと思われがちですが、それだけではありません。
ボイスレコーダーや使わなくなったスマートフォンを使って、「自分で吹き込む」ことも手軽にできるようになってきたからです。

「自分で吹き込む」という発想で、かゆいところに手が届くものを

「市販の音声教材でいいものがない」という方もいれば、「そもそも音声教材を検討したこともない」「塾の宿題で手一杯で音声教材を併用する余裕がない」といったご意見もあります。

確かに塾の宿題以外の勉強を1つ採り入れる、という考え方だと負担が増えるイメージですね。
でもここで考えたいのは「すきま時間の活用」なのです。
音声教材の最大の特徴は「ながら勉強」ができる点にあります。
たとえば塾に移動しながら、効率的に勉強ができるのです。

「聞いて勉強」というと中学生の英単語などを連想するかもしれませんが、中学受験の勉強にも活用できます。
その週の学習のうち、社会や理科の暗記など、音声での学習に向いていると思われるものをピックアップ、勉強用に録音します。

  • 一問一答の問題を吹き込み、そのあと答を吹き込む
  • テキストの本文を読んで吹き込む
  • 社会の年表の年号と出来事を吹き込む
  • 国語の語句(ことわざ・慣用句など)とその意味を吹き込む

など、工夫すれば活用方法はいろいろありそうですね。

吹き込む以外に、コミュニケーションツールとしても

「耳勉強」は親子のコミュニケーションツールにもなる、と主任相談員の辻義夫先生は言います。
たとえば語句の意味をお母さんが読み、お子さんがその語句を答える、「意味から語句あて」などが代表的です。
これは国語のことわざや慣用句などを覚えるのに有効です。
ゲーム感覚で楽しみながら行いましょう。

「3.14ゲーム」「補数ゲーム」など算数系のものもいいですね。
円周率の計算については一般に「3.14×1」~「3.14×9」までは覚えておくとよいと言われています。
というよりは、何度も計算するうちに覚えてしまうのがいいのですが、これが頭に入っているか確認するのが「3.14ゲーム」です。
単純に「3.14×5は?」といった具合いにお子さんに出題し、答えてもらうというもの。

「補数ゲーム」は「合わせて10になる数」「合わせて100になる数」などを答えてもらうというもの。
お母さんが「47は?」と聞いたらお子さんが「53」と答える、そんなイメージです。

塾の行き帰りなどに、親子のコミュニケーションの1つとしても楽しんでやってみてください。

この記事を書いた人
主任相談員 西村 則康主任相談員 西村 則康
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