小川大介の中学受験合格を実現する逆算受験術

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センター試験

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中学受験 2010年01月28日08時44分
先週の話ですが、高2の生徒を指導する際、今年の大学入試センター試験を扱いました。

その生徒の学校では、センター試験実施直後に、高2にも実戦さながらに取り組ませるのです。

全国有数の進学校ゆえ、数学などは学年の半数近くが200点満点を取るようで。
(今年の数ⅠAはかなり難しかったようなのですが、それでも結局は200点を取る子がざらに居るのですねぇ)

その子が、「先生、国語160点なかった」などと言うものですから、
「何してんねん!170点は取っとこうや!」と、思わず口に出しました。

実際、彼の力量からすれば170点は問題なく取れるはずなのです。例年の問題なら。
数学や英語を得意にしている一方、国語については昔から苦手意識を持っている子なので、
「あ~、面倒になって途中でつまらない間違いをしているんだろうな」
と、思ったんですよね。

「そんなん言うんやったら、今教えてや!問題持ってるし!」と彼が反応し、
予定していた内容を急きょ変更して、指導の前半をセンターの振り返りに充てることとなりました。

で、本人が「難しい!」と言い募った古文から見ていくことに。


いやぁ、びっくりしましたね。

今年のセンター古文は難しい!
いまだかつてないぐらいに注釈がたくさんついているのですが、それもそのはず、
和歌が6首も出てくる長文で、人物関係の読み取りに一苦労する内容でした。
もちろん基本的な内容把握問題、基本的な文法問題も出題されているので、5割、6割取るのはそれほど困難ではありませんが、
8割、9割となるとなかなか苦しい。

センターのチェックはまだしていなかったので、初見で解いていく羽目になりました。
いやいや焦った(-_-;)
生徒の前で間違えたら恰好がつきませんから(笑)

ま、なんとか正解も導け、本人が解答を導けるように指導することもできました。
ホッ(^_^;)

しかしセンター国語については、多くの受験生が、
古文・漢文を先にこなして、それから現代文という手順を取っていると思うのですよね。

時間配分が上手くいかなくなった時、試験途中でも計画を修正して残り時間を有効に使えたかどうかで、
大きく差がついたことでしょうね。


メンタルの強化はテスト力に欠かせないなぁと、改めて思った体験でした。
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中学受験 2010年01月28日08時44分
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