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センター試験の廃止について思うこと

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中学受験 2013年06月18日07時44分
こんにちは!
「かしこい塾の使い方」
主任相談員の小川です。


毎日暑いです!

お腹周りにますますの貫禄を漂わせる
今日この頃、
この湿度と気温は、
なかなかに苦しいものがあります(笑)

もっとも関西は、
東京以上に酷暑となっているようで、
健康が心配されるレベルですね。

皆さんも、栄養と睡眠を大切に、
気候に体を順応させていってくださいね。

さて、先週のこととなりますが、
教育関連ニュースで1つ、
大きな報道がありましたね。

センター試験廃止の方針を文科省が固めた、
というものです。

ここ数年の出題傾向のぶれ、
毎回のように実施される得点調整、 テスト会場の運営に多大なエネルギーがかかっている現実、

そろそろセンター試験の継続に
無理が来ていたのは間違いありません。

また、少子化の進行に逆行して、
4年制大学の数は増加しており、
一部の名門大学、人気大学を除き、
各大学が受験生確保に躍起になっていることも、
見逃せません。

入試時期を早めたり、
回数を増やしたり、
推薦合格の決定時期を早めたり、
あの手この手で合格を出そうとしていますから、

1月のセンター試験で、
統一的に学力を計ること自体が、
状況に合わなくなってきたという面もあります。

ですから、センター試験を廃止する方向自体、
理にかなった選択だと私は思っています。

ただ注目しなければならないのは、
センター試験に変わって
高校生の基礎学力を計ることとなる
「到達度テスト」が、
どんな設計になるのか、

という点です。

報道によりますと、
高2の時点から5~6回受験できるテストになるようです。

アメリカの大学進学適性試験の
「SAT」は、年7回受験できますが、
もしかしたら、それに近いものとなるのかもしれません。

複数回受験できるということで、 体調不良などの要因で実力が発揮できずに、
一年を棒に振る、
という受験生の悲運は回避できそうです。

しかしすでに学校関係者が声を上げている通り、
よりよい成績を狙って何度も受験する結果、

今までなら高3の一時期に集中して仕上げればよかった
基礎知識、標準問題の固め上げが、
高2から延々と続ける必要が出てしまう恐れもあります。

ここで問われるのは、
大学側の入試制度がどうなるか、
ということです。
到達度テストの結果だけで
合格を得られるような大学が林立するなら、
安定を望む受験生、そしてその保護者は、
「到達度テスト対策」に血道を上げることとなるでしょう。

おそらく、重箱の隅をつつくような知識勝負になると思います。

しかし大学側が多様な入試を準備し、
到達度テストでは基礎学力を計り、
二次試験では思考力、表現力などを計る、
またはプレゼンテーション能力を審査する、
などと方針を打ち出せば、

到達度テストと2次試験とのバランスを考慮して、
受験生たちの学習環境が整うように思います。

ですから、センター試験廃止そのものが重大なのではなく、
各大学の姿勢を注視することが、大切なのだと考えています。


まだ制度設計が検討されている最中ではありますが、
到達度テストの実施、
そしてそれに伴う各大学の入試方針を、
これからもフォローしていきたいと考えています。

新しい発見があれば、こちらでもまたお話しさせていただきますね。


それでは今日も、
出会う方全ての可能性を
拓いて参りましょう!
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中学受験 2013年06月18日07時44分
主任相談員の小川大介
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