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子どもの「スケジュール力」を育てるために必要な親の心得

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中学受験 / 自立する子の育て方2018年07月31日12時00分

こんにちは! 小川大介です。

夏休みになり、お子さんと過ごす時間が長くなると、
気になってくるのが生活リズムです。

午前中に宿題を終わらせる、という約束をしたのに守らない。
つい夜更かしをして、翌朝いつまでも起きないなど、
気がつくとダラダラと過ごしていませんか?

規則正しい生活を送らせたい。
そうは思ってはいるけれど、うまくいかないのは、
きちんと計画を立てて行動していないから。

では、計画を立てればちゃんとやる?
初めから子ども任せでは難しいでしょう。

でも、親のちょっとした働きがあれば、うまく回っていきます。

それには、次の5つのポイントをおさえることが大事です。

①時計の感覚を身につけさせる
②行動の記録をとる
③笑顔を忘れない
④やるべきことを具体化する
⑤カジュアルな問いかけをする

詳しく説明しましょう。

① 時計の感覚を身につけさせる
計画力は時計の感覚を身につけることが大前提。
時計の感覚とは、15分が4回過ぎたら1時間経つ。
晩ご飯を食べるのに45分かかってしまうと、
アニメの「ワンピース」が最後の10分しか見られなくなる、といった感覚です。

自分が活動している間も、活動していない間もずっと時間は経っていて、
過ぎた時間は戻って来ないけれど、同じ時間でも自分の行動は変えることができる、
という感覚を理解されると、計画上手になっていきます。

そのためには、生活の中で子どもに時計をいかに意識させるかにかかっています。
「『ドラえもん』が始めるまであと20分しかないから、お風呂は後にしようか」
「明日は9時に家を出るけれど、余裕を持って出かけるには何時に起きたらいいと思う?」
といったように、日頃の会話の中で時間の話題を挙げると、
子どもは自然と時間の感覚を意識するようになります。

② 行動の記録をとる
子どもは自分の行動を客観的に見ることに慣れていません。
自分が何にそれくらい時間を使っているかを知らないと、
計画を立てても実行しているイメージがわかないのです。
ですから、親が子どもの行動を記録して、本人に伝えてあげます。
子どもが自分自身を認識できるように手伝ってあげるのです。

例えば、夏休み中なら「7時に起きて、7時半に朝食。
その後、ゴロゴロして、8時半から宿題をはじめた」といった具合です。
そのときに、親から見ると(価値のあることを)何もしていない時間でも、
「ゴロゴロ」など出来事をありのまま記録することがコツです。

③ 笑顔を忘れない
子どもは何かを強制されることが好きではありません。
立てた計画ができているかどうかを話す時も、親から細かい指示があったり、
できていないところばかり責められたりするとやる気をなくします。

そうならないためには、
子どもに計画を立てて行動することは「楽しい」と思わせることが大事です。
子どもはお母さんに褒められると俄然やる気を出します。
子どもが計画通りに行動ができていたら、
その途中で「いい調子だね。頑張っているね」と笑顔で伝えてあげると、
子どもは最後まで頑張ろうという気持ちになります。

④やるべきことを具体化する
大人と違って子どもは、具体的な行動の一つひとつがイメージできません。
例えばスケジュールに「算数の宿題を終わらせる」と書いても、
「宿題を終わらせる」とはどういうことなのかがイメージしづらいため、
何をどこまでやることが具体的に書いてあげると取り組みやすくなります。
「宿題の確認と準備」「授業の復習」「問題を解く」
「答え合わせと間違った問題の解き直し」といった具合です。

初めは子どもだけではできない場合もあるので、
親が時間の流れ順に「まず○○して、次に△△をやって、・・・最後に□□で完了だね」
と説明をしながら、行動を箇条書きにしてあげましょう。
慣れてきたら、「まず何から始めて、その後に何をすればいいかな?」と問いかけ、
子ども自身に考えさせると、計画の実現がぐっとラクになります。

⑤カジュアルな問いかけをする
子どものスケジュール力を伸ばすには、親が計画を立てて一方的にやらせるのではなく、
計画づくりにも実行にも子ども自身が自発的に関われる状況を作り出す必要があります。

そこに欠かせないのが、親の問いかけです。
「今日はどんな予定だっけ?」「その予定を実行するのに必要なことってなんだろう?」
など、親が問いかけることで、子ども自身に気づかせたり、考えさせたりします。

そのときに気をつけてほしいのが、「コワイ顔」をしないことです。
言いかえれば、親のほうで先に決めた「正解」を子どもに答えさせようとしないことです。
それにはカジュアルな雰囲気でさりげなく問いかけるのがポイント。

タイミングも大事です。
子どもがダラダラ過ごしていると、親もイライラしてきます。
そうなる前のまだ時間的に余裕がある段階で声かけをすれば、
お互いに嫌な思いをせず、気持ちよく過ごすことができます。

以上が、子どものスケジュール力を育てる親の5つのポイントです。

子どものスケジュール力を上達させるには、
関わる側の親がまず自分のスケジュールを整える必要がありますし、
笑顔で声かけをするには、子どもの粗探しではなく、いいところを探す気持ちが大切です。
感情に先走らず、子どもの行動をありのまま客観的に観る目も持つようにしたいですね。
そのためには、親自身に心の余裕がなければうまくいきません。

夏休みを親子で気持ちよく過ごすために、今日から始めてみましょう!

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中学受験 / 自立する子の育て方2018年07月31日12時00分
主任相談員の小川大介
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