小川大介の中学受験合格を実現する逆算受験術

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謹賀新年

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家庭学習 2011年01月03日18時36分
皆さんあけましておめでとうございます。

受験生である小学6年生たちは、もう本番直前。ますます気合が入っているのではないでしょうか。

さて、この時期に限ったことではないのですが、小学6年生以外、つまり5年生や4年生のお子さんを持つお父さん、お母さんからよく「切迫感がないんです」「まだ受験を他人事のように思っているんです」「親にやらされているように思っているんです」といったご相談を受けます。

そんなとき、私がよくお答えするのは「今の時期、みんなそれくらいのものですよ。」です。

小学生にとって、1年間というのは(大人である我々が感じるのに比べて)途方もなく長い時間です。具体的に1年後のことをはっきりとイメージできるお子さんは稀です。育ち盛りで、ぐんぐん成長しているお子さんたちは、1年で全く見違えるくらいに変わっていきます。これは1年たってもあまり変わることのない年代に突入している我々とは、時間の感じ方や時間が経つことによる自身への影響の大きさが全く違うということを示しています。

大人の感覚では「もう1年後に中学受験が迫っている!」なのですが、当の小学5年生のお子さんは「まだまだ1年後か」で当たり前といってもよいくらいなのです。そのギャップを歯がゆく感じるお父さん、お母さんの気持ちも分からなくはないのですが、心配はいりません。先程申し上げた通り、それが普通だからです。

つまり、多くの小学生にはまだスケジューリングの力は不足しているため、お父さん、お母さんの助けが必要なのです。中学受験が「親と子の受験」と言われるのは、そのためでもあるんですね。

小学生のうちは、週単位で進行していく塾のカリキュラムをどのように消化していくか、という短期間のスケジューリングを通して、計画を立ててその通りに行動する練習をしておくのがよいですね。

本格的に中長期の目標、スケジュールを立てて行動する練習は、中学生になってからでOKです。

1週1週を充実して過ごすことで、少しずつ積み上げていきましょう!
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家庭学習 2011年01月03日18時36分
主任相談員の辻義夫
中学受験情報局『かしこい塾の使い方』の主任相談員である辻義夫が家庭学習で悩んでいる方にすぐに実践できる効果的な学習方法をお教えします。
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