開成理科2013年を解いて
首都圏の受験生の中学受験も、そろそろ終わりを迎えます。
みんなそれぞれ、進学先の学校が見えてきたのではないでしょうか。
私の教えたお子さんも、さまざまな受験を経験しました。
みなさん、おつかれさまでした!
受験生のみんなも、お父さん、お母さんも。
お子さんたちは、憧れの第一志望校の試験に対峙し、必死で問題を解いたことでしょう。
さて、やはり気になるのは関東御三家の雄、開成の問題です。
今年は昨年より若干難しかったように思います。
1問目は、ばねの問題。
与えられた条件に従って解いていけばそう難しくははないのかもしれませんが、
まずはグラフの縦軸と横軸が、ふつうの問題とは逆になっています。
緊張しているお子さんたちは、こんなこともびっくりしてしまうものです。
問1から問6までありますが、いろんなところにハードルが設けられています。
実験2と実験3の違いがよくわからず、焦ってしまった受験生も多いのではないでしょうか。
2問目は、金星が月にかくれた現象に関する問題。
金星の出題としては異色ですが、6問中4問までは天体に関する一般知識。開成中学校の問題はこのようなパターン、多いですね。
3問目は、ガスバーナーに関する問題です。
これも6問中4問までは常識的な知識問題。問5と問6(ガスバーナーの火を強くする、弱くする)はふだん問われない問題のため正しい消去法が使えたかどうかで正誤が大きく分かれそうです。
4問目、イネの発芽に関する問題。
問3「適切な仮説」が難しいです。しかし、「芽が空気中に出ると芽が出る」といった問題文中のヒントを正しく読み取ることができれば、5問中3問は正解。
総合すると、理解力、思考力が開成レベルに届いているお子さんにとっては、第1問の力学の出来が合否に直結した可能性があり、理解力や思考力が開成レベルに達していなかったお子さんは、それぞれの大問の細かなハードルによって得点が伸びない、という開成らしい問題だったといえそうです。
これから開成を目指す受験生のみなさんは、実験や観察の手順をいろんな場合を想定して覚えること、そして比較検討して考えられることをしっかりまとめたり、表やグラフにすることを練習していくとよいと思います。

