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「暗記」を真剣に考えてみよう

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かしこい塾の使い方 2016年03月23日10時04分
■自分にあった「暗記法」を見つけよう
理科には「計算分野」と呼ばれる分野と「暗記分野」と呼ばれる分野があります。ざっくりと言ってしまえば、「物理・化学」は計算分野、「生物・地学」は暗記分野と呼ばれます。もう少し詳しく見ていくと、物理や化学の分野でも暗記に関する問題もあり、生物や地学の問題にも計算を使う問題はあります。
私はよくセミナー等で、暗記に関して「因果関係を覚えよう」という話をします。
丸覚えをするのではなく「◯◯だから□□」というふうに、原因と結果の組み合わせとして覚えるのです。「名は体を表す」ということわざもあるように、ものの名前にも「その名前になった理由」があります。
たとえばシロツメクサは、16世紀頃にヨーロッパから日本に来た帰化植物ですが、当時オランダからガラス器を輸入したときに、ガラスが割れないように詰められていたのが、この草を乾燥させたものなんですね。白い花を咲かせるこの花を「詰めた」ことから「白詰草」と呼ばれたわけです。
こうやって暗記しておくと、「白い花を咲かせる帰化植物」として忘れにくく、思い出しやすい知識として、お子さんの記憶に定着するわけです。
もちろんこの暗記法は、私がいちばんいいと思っているものの、すべてをこれで覚えられるわけではありませんし、お子さんによって「この覚え方が合う」というものがあるはずです。何度も書いて覚えるのが合っている子もいれば、口に出して唱えることで覚えるのが合う子もいるのです。
それを見つけ出しておくことは、とても大切なことです。
■「耳勉強」を真剣に考えてみる
私が過去に教えたお子さんで、講師顔負けに社会ができる子がいました。歴史に関する「裏の裏」の知識まで駆使して講師とやりあう姿をよく見かけたものです。塾の公開テストでも、社会の順位はいつもトップテンに入っていて、テストの難度が高ければ高いほど偏差値も高くなるタイプのお子さんでした。
その子がどうしてそんなに社会ができるようになったのかというと、大きな原動力になったのは「耳勉強」なのでした。しかも使ったのはお父さんの「手作り」テキスト。手作りテキストといっても本やプリントではなく、CDです。
片道1時間近くかかる通塾時間を利用して、何かできることはないかと考えたお父さん、送り迎えの車内(自家用車で送迎をしていたのでした)で、自分が吹き込んだ「オリジナル社会テキスト」を聞かせたのです。オリジナルといっても一から考えたものではなく、塾の社会のテキストを読み上げたり、問題部分を読んでその後に答を吹き込んだり、いろいろ工夫したそうです。
揺れる車内で字を読むと、車酔いになることもありますが、聞くだけなら大丈夫。一緒に聞きながら移動して、疑問が出てきた時などは車を止め、一緒に調べたりすることもあったそうです。そうやって続けていった結果、「社会科では誰にも負けない」くらいまでになったのです。
このお子さんの事例からはいくつかヒントを得られますが、「耳勉強」をあらためて見なおしてみるのもいいかもしれません。携帯電話やボイスレコーダーで手軽に録音ができる今だからこそ、以前は考えられなかった勉強法もどんどん考えられそうですね。
■アプリも活用のしかた次第
スマホやタブレットのアプリでも、使えるものが増えてきました。SS-1の教室にはタブレット端末があり、社会の「都道府県クイズ」のアプリが出来るようにしているのですが、これが子どもに人気です。
毎回来るたびに5分10分、授業が始まるまでの時間を使って遊んで、47都道府県の形はもちろん、逆さにされたり向きを変えられてもわかるようにまでなったお子さんも多くいます。
このように、ひとことで「暗記」といっても、お子さんのタイプやご家庭の環境によって考えられることはさまざまです。どんなことができそうか、いちど考えてみませんか?
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養老渓谷にも春が来ていました。
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かしこい塾の使い方 2016年03月23日10時04分
主任相談員の辻義夫
中学受験情報局『かしこい塾の使い方』の主任相談員である辻義夫が家庭学習で悩んでいる方にすぐに実践できる効果的な学習方法をお教えします。
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