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受験間近ですが…たまには空を見上げよう

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身のまわりの理科 2020年12月08日11時22分
「はやぶさ2」が地球に届けたカプセルが、今朝オーストラリアから羽田⇒神奈川県相模原市のJAXA=宇宙航空研究開発機構に到着しました。

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小惑星「リュウグウ」の地表の岩石を採取したカプセルを地球に届け、すぐその足で次のミッションに旅立ったのですが、地球帰還までですでに52億km!もの距離を旅してきたそうです。
ちなみに地球から太陽までの距離は1億5000万kmで、はやぶさ2の目的地である小惑星「リュウグウ」も太陽の周りを回っているのだから、どうしてそんな長い距離を旅したのか不思議に思う方もいるかもしれません。
はやぶさ2は地球から飛び立ち、「リュウグウ」の起動に寄り添うように太陽のまわりを周回しながら近づき、ついには着陸、そして表面内部の岩石を採取したんですね。
着陸と書きましたが、「リュウグウ」は地球のような大きな惑星ではなく、とても質量の小さな天体ですから、重力も大きくありません。
だからはやぶさ2をガッチリと引きつけてはくれないようです。
はやぶさ2の着陸映像を見たことがある方がいるかもしれませんが、「着陸」というよりは「追突」といったイメージ。
「はやぶさ2」2度目の着陸映像
「ガーン」とぶつかって岩石を採取、すぐに離れる感じですね。
この動きから「はやぶさ」と命名されたというのも頷けます。
「リュウグウ」の重力は地球の数万分の1、その重力から宇宙に飛び出すのに必要な速度は数十センチ/秒のようですから、「リュウグウ」に立っている人が地面を蹴って飛び上がると、そのまま宇宙に飛び出してしまうくらいです。
まさに「スーパーマン」のように飛び上がれるわけですね(その後どうなるかは想像したくありませんが・・・)。
今は地球からどんどん離れつつある「はやぶさ2」にエールを贈りたくなる令和2年の12月。
受験が近づいていますが、たまにはそんなことを考えながら空を見上げたいですね。
ちなみに「はやぶさ2」の様子をリアルタイムでモニタリングできる「はや2NOW」というウェブサイトで使用している電力を確認してみると、我が家のドライヤーやこたつと同じくらいの電力(600Wくらい)で稼働しているんです。
とってもエコですね(^^)
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身のまわりの理科 2020年12月08日11時22分
主任相談員の辻義夫
中学受験情報局『かしこい塾の使い方』の主任相談員である辻義夫が家庭学習で悩んでいる方にすぐに実践できる効果的な学習方法をお教えします。
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