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中学受験 開成中学校の倍率はどうなってる?

中学受験 開成中学校の倍率はどうなってる?
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東京の私立中学校、男子の「御三家」と呼ばれる学校の中でも、全国区で名前を知られる名門校、開成中学校。
例年多くの東大合格者を輩出する、名実ともに全国トップクラスの進学校、開成。
そんな開成中はどんな学校なのか、そして入学試験の特長と倍率はどうなのか、このコラムでは詳しく解説してみたいと思います。

開成中学校とは

1871年に「共立学校」として創立されたのが開成の前身。
以後、学校の理念である「開物成務」より、1895年に「東京開成中学校」に改められました。
「開物成務」とは、「人間性を開拓し、啓発し、人としての務めを成す」という意味です。

もう1つ、開成が大切にしている考え方があります。それは「ペンは剣よりも強し」です。
イギリスの作家・政治家のE・B・リットンの言葉からとったもので、「どんな力にも屈することがない学問・言論の優位を信じる」ということを象徴する校章にもなっています。

東大に150名以上が合格する、と聞けば「ガリ勉」というイメージを持たれるかもしれませんが、自由な校風で課外活動にも全力で取り組む、というのが開成の特徴。
特に運動会に対する熱意は有名で、運動会の11か月前(つまり運動会が終わった直後)から準備が進められます。
各クラスが毎年違ったエール(応援歌)を作り、7m×11mの大きなアーチが作られるなど、大きな特徴となっています。

開成中の入試の特徴は

開成中の入試は、毎年2月1日に行われます。
科目は算数・国語・理科・社会の4科目、試験時間は9時〜13時50分です。
合格発表は2日後の2月3日、13時頃に校内に掲示されます。

試験科目ごとの時間と配点は次のようになっています。

開成中の入試科目と試験時間・配点

算数 国語 理科 社会
試験時間 60分 50分 40分 40分
配点 85点 85点 70点 70点

算数と国語は出題分野が安定しない(年度によって分野が様々)のが特徴で、特に国語の素材文は年度によって小説のみであったり、小説と随筆のくみあわせであったり、随筆のみの年度もあり、様々です。

その影響もあってか、算数と国語の合格者平均点は6割程度の得点率となっていて、高得点勝負の理科(9割近い)や社会(8割程度)とは対象的です。

開成中の倍率は?

開成中の倍率は、例年3倍程度(実質倍率)となっています。
難関校とはいえ人気の学校ですから、それなりに高い倍率を例年保っています。

2011年〜2016年開成中の倍率推移

2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年
応募倍率 3.9 3.9 4.2 4.0 4.1 4.0
実質倍率 2.9 2.9 3.1 2.8 3.0 2.9

2017年の入試では、合格者平均点は算数が54.8点、国語が48.2点、理科が61.5点、社会が48.3点、合格最低点は4科目合計で195点。
実質倍率は2016年と同じく2.9倍となりました。

この倍率は2018年入試でも大きく変わることはないと考えられます。
各科目、しっかりとした準備が必要ですね。

開成中に多くの合格者を輩出している塾といえば、サピックスです(2017年合格者数234名)。
6年生の夏には過去問に取り掛かれる、というハイスピードなペースでカリキュラムが進んでいきますが、サピックスで開成中を目指すなら、6年生の後期に行われる志望校対策授業(サンデーサピックス)で開成中コースの内容をしっかりこなしていける状態が、1つの目標になります。

これを追うのが四谷大塚(2017年合格者数110名)と早稲田アカデミー(2017年合格者数95名)ですが、いずれにせよそれぞれの塾で開講される開成中の特訓コースの授業を受けるのが合格への近道です。

最難関中学校の1つである開成中学校。
目指すなら、まずは基礎学力をつけ、お通いの進学塾の上位クラスでバリバリやれる状態が必須です。 高い目標となりますが、目指す価値がある目標でですね。

この記事を書いた人
主任相談員 前田 昌宏主任相談員 前田 昌宏
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