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中学受験 サピックスの6年生ってどんな毎日?

中学受験 サピックスの6年生ってどんな毎日?
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中学受験において、男女御三家の合格率が群を抜いていると言われる大手集団塾、サピックス。
2017年度はなんと、開成に235名(395名中)、麻布に181名(合格者382名中)という合格者を輩出しました。
男女とも、御三家に通っている生徒は、半数以上がサピックスの出身者であるとも言われています。
今回は、そんなサピックスに通う6年生の毎日についてお話しします。

1. サピックスの6年生はどんな1年間を過ごすのか

6年生のカリキュラムは?
サピックスの授業進度は他の塾に比べるとかなり早く、どの科目も5年生の終わりまでに、受験に必要なほぼすべての単元を学習してしまいます。
そして、6年生になると、それまでの習熟度別クラスに加え、志望校別クラスを編成し、早速入試に対応できる力をつけるための実践的な演習を始めるのです。

生徒は週2日(主に火・木)平常授業に通い、その他に、入試対策の実践的な内容を扱う『土特』(土曜志望校別特訓)、9月以降はそれに加えて、各自の志望校に沿った対策を行う『難関校SS』(サンデーサピックス)に参加します。

サピックス 平常授業の時間割(例)

コマ 時間 火曜日 木曜日
1コマ目 17:00〜18:20(80分) 算数A 国語A
2コマ目 18:20〜19:40(80分) 算数B 国語B
3コマ目 18:20〜19:40(80分) 理科 社会

サピックス 土曜特訓の時間割(例)

コマ 時間 土曜日
1コマ目 14:00〜15:15(75分) 算数
2コマ目 15:15〜16:30(75分) 国語
3コマ目 16:30〜17:45(75分) 理科
4コマ目 17:45〜19:00(75分) 社会

ここで、6年生の1年間のカリキュラム(5年生の2月から始まります)も、見てみましょう。

2月 平常授業開始
3月 テスト 組分けテスト
復習テスト
講習 春期講習
4月 テスト マンスリー確認テスト
志望校判定サピックスオープン(第1回)
講習 春期講習
5月 テスト マンスリー確認テスト
講習 GS特訓
6月 テスト マンスリー確認テスト
志望校判定サピックスオープン(第2回)
7月 テスト 組分けテスト
復習テスト
講習 夏期講習
8月 テスト マンスリー実力テスト
講習 夏期講習
夏期集中志望校錬成特訓
9月 テスト 合格力判定サピックスオープン(第1回)
学校別サピックスオープン
講習 難関校SS特訓
10月 テスト 合格力判定サピックスオープン(第2回)
学校別サピックスオープン
マンスリー実力テスト
講習 難関校SS特訓
11月 テスト 合格力判定サピックスオープン(第3回)
学校別サピックスオープン
マンスリー実力テスト
面接模試
比較合判
講習 難関校SS特訓
12月 テスト 合格力判定サピックスオープン(第4回)
講習 冬期講習
正月特訓
難関校SS特訓
1月 講習 冬期講習
正月特訓
難関校SS特訓

このように、かなりの数のテスト(模試)があるのもサピックスの特徴なのです。

2. サピックスの6年生が受けるテスト

次に、サピックス生が受けるテストについてお話しします。
カリキュラムには掲載されていませんが、サピックスでは、毎回授業の初めに、前回の授業内容の復習である『デイリーチェックテスト』も行われます。

国語は漢字と知識、社会・理科は確認問題が中心で100点満点。
算数はクラスにより内容も難易度も異なり、200点満点です。
わずか10~20分の小テストですが、毎年、最後に合格を勝ち取る生徒さんほど、このような小テストを軽視せず、きちんと得点している傾向があります。

そして、6年生の前期で最も重視されるのが、毎月行われる『マンスリー確認テスト』と、3月と7月に行われる『組分けテスト』です。

『マンスリー確認テスト』は、過去一か月の授業内容の確認となるテストで、そのテスト範囲は、テキストにふられているナンバーで指定されています。
主に、1か月の復習・確認の意味合いを持っています。(ただし、後期は範囲が無くなり、名前も『マンスリー実力テスト』に変わります。)

『組分けテスト』は言うなれば実力テストで、範囲は全くありません。(4年生、5年生は、年に3回実施されます。)
これらのテスト結果によって、生徒は習熟度別クラスに振り分けられます。
頻繁にクラス替えを行うことで、生徒の緊張感やモチベーションが保たれています。

後期に入るといよいよ『合格力判定サピックスオープン』や『比較合判』といった、志望校の傾向を汲んだ、生徒それぞれと学校の適正や合格率を予測するためのテストが始まります。
これら実践型のテストや他塾の模試(四谷大塚/合不合判定テストなど)の結果を踏まえ、場合によっては志望校や併願校を再考する場合もあります。

※サピックス6年生 テスト一覧 • マンスリー確認テスト • マンスリー実力テスト • 復習テスト • 組分けテスト • 志望校判定サピックスオープン • 合格力判定サピックスオープン • 学校別サピックスオープン • 面接模試 • 比較合判 など

3. サピックスの6年生が注意すべきことは?

大量の教材に注意!

大概の大手集団塾では、1年分のテキストが一冊にまとめられていますが、サピックスでは、毎回の授業ごとに冊子状の教材が生徒に配られます。
その他にも、授業にも宿題にも用いる『デイリーサポート』、算数の基礎学習のための『基礎力トレーニング』、プリント、形状も独特な講習用・特訓用テキストなど様々あり、毎回の授業では前述のデイリーチェックテストも実施されるため、ちょっと気を抜くと、1か月もしないうちにサピックス生の部屋は教材でまみれてしまいます。

6年になるとその他にもたくさんの資料やお知らせが配られるので、親子で教材やプリントの整理整頓の仕方を決めておくことが大切です。
(お子さん自身が仕分け方を考えるのはなかなか難しいので、初めはお家の方が、教材や配布物に合ったファイルなどを準備し、アドバイスしてあげると良いでしょう。)

メンタル面に注意!

サピックスで数えきれないほど実施されているテストやクラス替えは、確かに生徒の緊張感やモチベーションを維持することに効果を発揮してもいるのですが、その頻繁すぎるともいえるテストや所属クラスの昇降に、子どもによっては精神的な苦痛を感じ、苦しむ場合もあります。

成績が優秀だったり競争好きなら、これを励みに楽しく勉強できることが多い反面、なかなかクラスが上がらなかったり、マイペースな性格だったり、競争が苦手だと、過剰なプレッシャーや精神的ダメージを受けてしまうからです。

そんな時は追い打ちをかけずに、さりげなく声掛けやサポートをしてあげましょう。
中学受験や日常生活自体が危ぶまれるほど不安定な状態になってしまった場合には、一度担当の先生に相談したり、転塾なども視野に入れてください。

サピックスに限らず、塾には適性があります。すべての人にとって一番良い、というような塾や勉強法は存在しません。
冷静に、お子さんが無理なく力を伸ばせる塾や勉強法を見極めてあげられると良いですね。

復習をしっかり!

サピックスの授業は、徹底した復習形式です。(教材は授業の際に初めて配布されるので、事前に勉強しておくことも出来ません。)
基本問題が少なくレベルも高いため、人によっては基礎の演習や、授業で扱った単元の定着に物足りなさを感じるかもしれません。
そんな場合には、授業後の家庭学習に、市販の問題集「応用自在」、「出る順」、「中学入試の最重要問題」などを用いることをお奨めします。
基礎の演習と授業で扱った単元の定着はご家庭でしっかり行い、次の授業のデイリーチェックテストでは、毎回必ず8割以上を取るように心がけましょう。

復習型のサピックスに限らず、どこの塾に通う場合でも、最も大切なのは、自分で勉強する時間です。
倦まず弛まず、合格への道を歩んでいきましょう!

この記事を書いた人
主任相談員 辻 義夫主任相談員 辻 義夫
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