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家庭での四谷大塚の教材の使い方 塾ではどう使われている?

家庭での四谷大塚の教材の使い方 塾ではどう使われている?
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最近は中学受験の学習教材も多種多様です。
このコラムでは、数ある受験用教材の中でも珍しく教材やカリキュラムを一般に公開・販売している四谷大塚に焦点をあててみます。
四谷大塚では、どのような教材がどんなカリキュラムの中で使われているのでしょうか。
塾なしの場合や、四谷大塚以外の塾に通いながら中学受験を目指す方が、効果的に四谷大塚の教材を使うヒントになればと思います。

四谷大塚とは

四谷大塚は、教育方針に「世界で活躍する未来のリーダーを育てる」ことを掲げており、難関校にも高い合格実績を誇る、首都圏で「四大塾」と呼ばれる塾の1つです。
また「論理的に課題を見つけ、論理的に解決する能力」や「想像力」を身につけることを目指して日々指導を行っています。

四谷大塚のカリキュラムで授業を行う塾には、四谷大塚が運営する直営塾と一般の塾で四谷大塚のテキストやテストのシステムを使う準拠塾があります。そのため、カリキュラムなどは公開され、テキストも一般の方が購入できるようになっています。

また塾なしで中学受験を目指す方や、他の塾に通っている方も四谷大塚の教材を使うことが多いようです。
もともとはテスト会として始まったので、「合不合判定テスト」は、広いレベルの中学校の合格可能性の指標として安定しています。

教材

メインとなる「予習シリーズ」

教材のタイトルにもなっている通り、四谷大塚では予習に重きをおいています。
それは「まず自分でなんとかするという姿勢を身に着けてほしい」という考え方からきています。
そして四谷大塚には「未来のリーダーの育成」という理念があり、お子さんがヒントを与えられるやり方に慣れてしまわないようにと意図した授業構成になっているのです。
予習を通して「これはどういうことなのだろう」と自分なりに疑問を持ち、仮設を立てて、それを抱いて教室に来てほしいという狙いがあります。

最近の四谷大塚は「予習を強いることが少なくなった」といわれていますが、特に理科と社会では「次はどんなことをするのかな」と想像、予測することは学習レベルアップに効果が高いとされています。
近年、教材が全面的に改訂され、算数がかなり難しくなりましたが、ますます完成度の高い教材となりました。

学力を補強する「必修副教材」

予習シリーズを中心とした学習をサポートする必修副教材には「計算」や「漢字と言葉」などのドリル教材、「演習問題集」は予習シリーズに不足する演習問題が充実した教材です。
最近は「高速基礎マスター」シリーズなど、パソコンを使った学習システムも導入されています。

弱点を克服する「選択副教材」

家庭学習用教材としては「基本演習問題集」「応用演習問題集」があり、四谷大塚ではクラスのレベルに応じて宿題が出されます。
また、学力に応じて4種類の難易度にわけられる「週テスト」は到達度を確認でき、学習を進めていくうえでの基準になります。 まちがえた問題はインターネットの映像授業「復習ナビ」で確認することもできます。

カリキュラム

週間単位の学習サイクル

たとえば算数・国語は、ひとつの単元を週2回の授業で終わらせます。
1回目は例題の解き方の解説をし、予習の時点でわからなかった箇所はそこで解説されます。そして宿題として例題の類題が出されます。
2回目の授業は演習が中心で、生徒がそれに取り組んでいるあいだに、先生たちは宿題ノートをチェックしてその日に返却します。
この授業の後で宿題が出されることはあまりありません。
これには「週テスト」に向けて生徒が自分で課題を設定してほしいという意図が含まれています。
その自分の課題や学習が適切だったのかがテストの結果に出るので、自主性も身につきそうです。

1ヶ月単位の学習サイクル

以上のような1週間単位の学習サイクルが4回あり、5週目は「総合回」として4週分の復習をします。
これまで4回の「週テスト」を見直したり、忘れかけていた項目を思い出す機会になります。
総合回は「週テスト」のかわりに「月例テスト」が行われ、レベルに応じたクラスに分けられます。

他の塾に通いながら四谷大塚の教材を使用する場合

四谷大塚の教材を他塾に通いながら併用する場合は、少し注意が必要です。
教材の種類も量も多いので、お子さんのレベルに応じて問題を取捨選択する必要があるからです。
全部こなすのは難しいので、お通いの塾の先生と相談しながら取り組んでみてください。

塾に通わずご家庭で四谷大塚の教材を使用するには

塾同様、「週テスト」を指標として進めるとよいと思います。
「週テスト」でまずはお子さんがどのレベルにいるのかを判断し、そこから実際の学習の進め方を考えてみましょう。
最初から自力で予習して内容を理解させようとすると、お子さんが難しいと感じてしまいます。
まずは例題の解説を一緒に読んで考えるなど、できる限り内容面でも親がフォローするように意識しましょう。

「予習シリーズ」には前回の単元の学習範囲の復習問題もあるので、ひとつ前の単元の復習もしながら学習を進められたらいいですね。
また「演習問題集」にコツコツ取り組むのも効果的です。少しずつ難易度を上げていき、解ける問題を増やしていきましょう。
「週テスト」に努力の結果がすぐに点数として出てくるので、お子さんのモチベーション維持にも役立ちそうです。

完成度の高い教材

塾通い、塾なしどちらのご家庭の場合でも、四谷大塚の教材はとても使いやすい教材です。
四谷大塚の塾に入会しなくても手に入れられるので、まずは試しに取り組んでみるのもいいでしょう。
その際は、お子さんのレベルに合ったテキストのチョイス、進め方を意識しましょう。

この記事を書いた人
主任相談員 西村 則康主任相談員 西村 則康
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