【中学受験】学年別 時事問題への取り組み方
今回の動画では、時事問題への取り組み方について、学年別に考えています。
中学受験における一般的な時事問題の扱われ方
まず動画の冒頭では、私立中学の入試問題において、一般的な時事問題の扱われ方についてお伝えしています。
中学入試の問題において、最も一般的な時事問題の扱われ方は「枕詞」として扱われるというものです。
たとえば、問題の入り口での話題は今年に起こった月食などの天体ショーなのですが、実際に問題を読み進めていくと、一般的な天体に関する知識などを問う内容になっているケースです。
もちろん、その年にあった出来事を押さえておくことは大切なのですが、そのものについて深く問われることは少なく、実際に答えなければならないのは一般的な受験知識であるということを知っておくと、万が一チェックしていなかった出来事が出題されても、慌てることなく対処できそうですね。
6年生秋からの時事問題への取り組み方
6年生の秋頃になると、書店には「重大ニュース」「ニュース最前線」といった、中学受験向けの時事問題資料集(問題集)が発売され、受験生、親御さんの時事問題への意識もグッと高まります。
この時点でまずチェックしていただきたいのは、お子さんの志望校が時事問題をよく出題する学校かどうかです。
過去問をチェックし、前年にあった選挙や起こった自然災害、天体ショーの話題がどれくらい扱われているのかをチェックしてみましょう。
また時事問題が扱われている場合、その時事的な内容そのものを深く掘り下げて問題にしているのか、あくまでも話題提起として時事的な内容をが問題の入口となっており、実際に問われているのは一般的な知識なのか、といったことを確認してみてください。
その上で、志望校に出題されている分野に近いものから、資料集をチェックしていきましょう。
志望校が難関校の場合、語句を答えるだけでなく、自分の言葉で説明する記述題が中心になる場合もあります。
資料集の語句をチェックするだけでなく、語句の内容を説明できるか、といった視点で勉強を進めましょう。
4年生、5年生の時事問題への取り組み方
まだ入学試験まで1年以上期間がある4年生と5年生は、ことさら時事問題を「受験勉強」として捉えず、日々ニュースになっていることを、まずは親子で話題にしてみましょう。
今年の天体ショーなどは、国立天文台のホームページに年間分が掲載されていますから、興味のあるものをカレンダーに転記しておくと、親子でその話題で盛り上がることもできそうです。
子ども新聞を購読し、その中から話題を探すのもよい方法ですね。
動画では、このあたりの二次的な効果に関しても説明していますので、ぜひ参考にしてください。