中学受験情報局『かしこい塾の使い方』

【お悩み】四谷大塚4年生 1週間の家庭学習の組み立てがうまくいきません

このエントリーをはてなブックマークに追加
公開: 最終更新日:2023年03月09日

今回の動画では、ユーザーの方のお悩みにお答えする内容になっています。

新4年生、四谷大塚に通い始めたお子さんの一週間の学習計画、どのように改善していけばよいでしょうか。

塾の曜日、時間は変えられない

今回のお悩みは、四谷大塚の新4年生の「1週間の家庭学習のサイクルがうまく回らない」というものです。

具体的には、図のように火曜と木曜に塾の授業、そして金曜にその復習テストが入っているというものです。

国語と算数は火曜と木曜2回授業があり、まだ家庭学習のサイクルを組み立てやすいですね。
しかし、特に理科については授業の翌日に週テストがあり、復習ががうまくできないのも無理はない授業日程になっています。

その中で、このご家庭では、日曜日に配信される予習ナビを活用し、月曜日と水曜日の家庭学習の時間に(理科に関しても)アウトプットを心がけるなど、よく工夫されていると思います。

一回分のテスト結果を送ってくださったのですが、算数は8割以上、理科と社会は7割程度取れているなど、一定の効果を発揮されていると思います。

学習のスパンを週単位から月単位へ

塾の日程を変えられない以上、家庭学習でそれに対応していくしかないのですが、動画では学習のスパンを1週間から1ヶ月単位に変えていくことを提案しています。

授業とテストの日程上、週テストの対策を取りづらいのは如何ともしがたい点です。

そこで毎回の小テストではなく、月1回のスパンで行われる組分けテストに向けて、学習を積み上げていくことを心がけると良いと思います。

週テスト単位での取りこぼしを1ヶ月スパンで丁寧に身につけていく、という視点で家庭学習のサイクルを組み上げるための、具体的なテスト直しの方法などについても動画では提案しています。

4年生のテーマは塾通いのある生活に慣れること

書籍やセミナー、動画など様々なところでお伝えしているのですが、4年生1年間のテーマは塾通いのある生活に慣れることです。

そして「やらされ感」満載の学習スタイルにならないよう、気をつけていただきたいのです。

4年生の内容の取りこぼしが少しぐらいあっても、実は5年生以降に同じ内容を詳細に学習する機会は何度もあります。

ですので、週単位の復習テストの結果にあまりにこだわりすぎて、1週間の学習が窮屈になってしまわないようにご注意いただきたいと思います。

1週間スパンで身につけられなかったことは、週テストの結果などを見れば大体わかりますね。

それらを丁寧に復習し、組分けテストまでに身につけておくサイクルができれば大丈夫です。
また、すぐには解決しないものについては、ひとまず「いずれ解決する必要がある」ということを把握しておきましょう。

まずは1ヶ月スパンの組分けテストに向け、どのような学習サイクルを組み上げられるか、チャレンジしてみていただければと思います。

この記事を書いた人
アバター画像
Copyright (c) 2008-2021中学受験情報局『かしこい塾の使い方』 All rights reserved.