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6年生9月 志望校合格のためにすべきことは

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公開: 最終更新日:2021年07月15日

6年生の9月。
いよいよ塾でも「志望校別特訓」が始まり、受験ムードが高まっていきます。
そんな中で多いのが「偏差値が届いていないのですが、大丈夫でしょうか?」というご相談です。

今回の動画は、6年生の9月から志望校合格に向けてどのようなことをすべきかを説明しています。

6年生9月に最も多い「偏差値が足りない」というご相談

中学受験情報局では定期的に「オンライン個別相談会」を開催しています。
学年や時期によってご相談の内容は様々ですが、6年生の9月に最も多いご相談が「志望校に偏差値が届いていないのですが、大丈夫でしょうか?」というものです。

実は、各塾で志望校別の特訓講座が始まる6年生の9月段階で、志望校に偏差値が届いていて、余裕を持って受験対策ができるというお子さんのほうが少数派で、多くのお子さんはこの時点でまだ偏差値が「あと5」「あと10」足りないといった状態なのです。

では、6年生9月の段階で志望校に偏差値が足りていないお子さんは、合格できるのでしょうか。
動画の中で辻義夫先生は「偏差値はあくまで目安となる数値」と言います。

とはいえ親御さんとしては、判定テストなどで「合格可能性20%」とか「D判定」といった結果を見ると、気が気ではないと思います。
9月の時点で偏差値が足りない状態から合格を勝ち取るには、どのようなことを心がけて勉強していけばいいのでしょうか。

家庭でできること、プロに任せること

辻先生は動画の中で「家庭でできることとプロに任せることの『仕分け』が必要」と話しています。
たとえば過去問を解いて答え合わせをするのは家庭でできますが、国語の記述問題の添削は家でするのは難しいといった具合です。
そして一番身近なプロはお通いの塾の先生ですから、しっかりサポートをお願いしたいですね。

とはいえ9月からの時期、先生もそうとう忙しくなっていきますから、我が子のためだけに多くの時間を割いてもらうことが難しい面もあります。
この時期からは個別指導や家庭教師を利用し、塾では得られないマンツーマンのサービスを活用するのもひとつの手です。

過去問の演習計画を

塾によって、過去問を始める時期などの指導はまちまちです。
9月になったらすぐに始めなさいという塾もあれば、過去問は11月からという塾もあります。
また演習する年度も、古いものからがよいという塾もあれば、新しいものからという塾もあります。

実は、これといった「正解」はないのです。
でも確実に言えるのは「過去問演習には時間がかかる」ということです。

首都圏のお子さんの場合、5校、6校受験するケースは珍しくありません。
それぞれの学校を何年分演習するかにもよりますが、1校のことだけ考えても「年数×科目数」だけ解くことになりますから、かなりの時間です。

解くための日程や時間を確保するのはもちろん、動画では「過去問を解く目的」によって演習の仕方を変えるという提案をしています。

ぜひ動画をご覧になってください。

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