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中学受験する/しない?私立中学のメリットとは

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公開: 最終更新日:2022年09月07日

「うちの子にはまだ早いけど、中学受験はなんとなく気になる」という気持ちの親御さんもいらっしゃると思います。
今回の記事では、中学受験をするかどうか考えている方向けに、私立中学へ行くメリットなどについて詳しくお伝えします。

私立中学と公立中学、どっちがいいの?

近年、首都圏で特に中学受験をする子どもの割合が増えています。

地元の公立中学ではなく私立中学をわざわざ選んで受験をするのはなぜ?と疑問に思うお母さんやお父さんもいるのではないでしょうか。

公立中学は荒れているらしいという噂を耳にして、中学受験を検討するご家庭もありますが、それには地域差があります。
学校によって教育に関する考え方も異なるので、一概に公立中学がよくないとは言えません。

校長先生がかわっただけで校風がガラッと変わることもありますし、数年で雰囲気や学校全体の学力が変化することもあります。
一概に公立中学だからこう、という断言はできないのです。

公立中学のメリットとしては学費が安いこと、家から近いこと、同じ小学校からの友達が多いことなどが挙げられます。
そのようなメリットがあるなら、私立中学ではなく公立中学でもいいかもしれないと思う方もいるかもしれませんね。

私立中学のメリット

では、私立中学のメリットはどのようなものなのでしょうか。

6年間という長さ

多くの私立中学が「中高一貫校」として6年間の教育を実施しています。6年間のつながりの中で学習できることは、大きなメリットといえます。

公立中学に進学すると、そこから高校受験を経て大学受験に至るので、3年間ずつ勉強が個別ものとして進みます。
子どもにとっては「今、自分が何を学んでいて、それがこの先どう必要になるのか」ということが見えにくく、目先の定期テストのため、そして高校や大学受験のための勉強になりがちです。

高校受験がない

特に首都圏では、高校受験は厳しいものです。
最近は中学1年生からの塾通いは当たり前、早い家庭だと小学校高学年から塾通いをしています。これは中学受験をするためではなく、中学校入学に備えて基礎を固めるための塾通いです。

結局、中学校生活で丸々3年間塾に通うことになるので、当然子どもは忙しくなります。
夏休みや春休み、冬休みには塾の講習があるので、のんびりすることができません。経済的にも大きな負担になります。

私立の中高一貫校に入ると、受験がないので多くの場合塾通いが不要です。
その時間を子どもは、好きな趣味やスポーツに費やすことができるのです。

切磋琢磨できる仲間がいる

私立中学には同じくらいの学力の子が選別されて集まっているので、その環境の中で切磋琢磨できます。

また、先生の数も公立中学に比べて多いので、学力面での均一性が保たれているともいえます。
もちろんその中でも競争はありますが、同級生たちと濃厚な6年間を過ごすことになります。
生涯続く信頼関係を築くことができることも多いようです。

公立中学と私立中学それぞれのメリットまとめ

公立中学

  • 中学受験がないので小学校高学年で好きなことができる
  • 学費がかからない
  • 家から近く、同じ地域の友達が多い
  • 良い意味で多様性を知ることができる

私立中学

  • 高校受験がないので中学校時代、好きなことに時間を費やせる
  • こまめな補習やテストなど面倒見がいい
  • 学習進度が早いので大学受験に有利
  • 部活の種類が豊富で高校生との交流もある
  • 学力レベルが合う子が集まっている

子どもにとっての「よい学校」って?

公立中学、私立中学それぞれのメリットを知り、どちらがいいということではなく、どちらが我が子に向いているか、どんな環境で過ごしてほしいかを考えることが重要です。

私立中学なら学校によってかなり雰囲気が異なるので、さらに選択肢が広がります。

せっかく大変な思いをして受験をするなら、「レベルの高い学校」を目指したほうがいいのでは?と考える方もいますが、レベルが高い学校が子どもに合っているかどうかはまた別の話です。

首都圏なら御三家と呼ばれる有名私立中学、関西なら灘中などこうした学校に憧れるご家庭も少なくないのですが、偏差値や知名度だけで学校を選ぶと。子どもが後々大変な思いをすることもあります。

まずは学校の理念や校風が合っているかという視点を持ち、現実的に家から通えるかどうかも考える必要があります。
子どもによって「よい学校」はそれぞれ異なります。
我が子にとってベストな選択肢はどのような学校なのか、という考えで選ぶとよいのではないでしょうか。

中学受験はお金がかかるのでは…?

もし我が子に合っている私立中が見つかり、中学受験を考える場合、費用面のことを気にされるのは当然のことだと思います。

確かに、小学校から通うことになる塾代もそうですが、中学に入学してからも授業料などのお金がかかるのが現実です。
公立中学ならそこまで費用面での心配をせずに済みます。

ただ最近は公立中学に進学しても、それなりの高校を目指す場合は、中学校生活3年間塾に通う子どもが主流になっています。
学校の費用はたしかに安いですが、それ以外でお金がかかることは避けられません。

ざっくりとですが具体的な金額を出すと、私立中学の学費は月5万円といったところでしょうか。
確かに高額ですが、公立中学で塾に通う場合も月に2万円程度は塾にかかります。さらに夏期講習で4〜5万円、冬期講習で2〜3万円、春期講習で3〜4万円とまとまった金額が必要です。
これは中学1年生の塾代で、学年が上がるごとに金額も上がります。

公立中学で塾も極力行かないで過ごすなら別ですが、そうでない場合は意外とお金がかかるので要注意です。

また、中2の秋以降は受験色がかなり濃くなり、たくさんの時間を受験勉強に費やすことになります。

このような背景もあり、子どもに合う学校が見つかれば中学受験をして私立へ入れたい、と考えるご家庭も多いのかもしれません。

まずはそれぞれの子どもの性格や好きなこと、家庭の教育方針をしっかり考えてみて、我が子にぴったりの選択ができたらいいですね。

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