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幼児期の手先をたくさん使う遊びが、勉強のできる子を育てる

幼児期の手先をたくさん使う遊びが、勉強のできる子を育てる
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 幼児期から手先をたくさん使う遊びを経験することで、算数の図形問題など、のちのちその経験が生きてきます。たくさんのお子さんを見てきた私の経験上も、幼い頃の遊びの種類と勉強との間のつながりを感じることは多くありました。
そのような、将来の勉強につながる遊びには、どんなものがあるでしょうか。
また、スマホやタブレットなどのデジタルツールについてもここでは考えてみます。

プラモデルやクラフト系の遊び

 手先を使った遊びもいろいろなものがありますが、昔ながらのプラモデルはおすすめです。
小学校低学年以下ではちょっと難しいかもしれませんが、お母さんやお父さんも一緒に部品を切り離し、接着して、必要な場合は塗装まですると、きっと楽しい経験になるでしょう。

 モーターや電池を使って動く自動車や、お風呂で遊べる船などもあるので、親子で休日におもちゃ屋さんに行き、「なにを作ろうか」と選ぶのも楽しそうです。
女の子でも以外に面白がる子もいるので、一度試してみてもいいかもしれませんね。
動くものを組み立てる経験は、その後、理科で「電気」などの物理の分野を学習するときに、とても役に立ちます。
 最近は、親子で楽しめる木工やビーズ手芸、編み物ができるおもちゃもあります。4歳ぐらいからでも大人と一緒に遊べるものがあるので、作るのが好きな子にはぴったりです。

 どんな遊びでも大切なのは、手先をたくさん使うことと、親子でわいわい楽しい時間を持つことです。
作ることを目的にせず、その過程を楽しむように意識してみてくださいね。

昔ながらのおもちゃもおすすめ

 また、折り紙やお手玉など、昔ながらのおもちゃも手先をたくさん使うので、家庭での遊びにぜひ取り入れてみてください。
けん玉やおはじき、コマ回しや凧揚げなど、派手さはありませんが、遊んでみると子どもがおもしろがって熱中するでしょう。
休日にお父さんに遊んでもらうには、絶好のおもちゃではないでしょうか。

 折り紙は、気軽にできるうえに、指先をたくさん使う遊びです。
「真ん中で山折に折って、それを開いて」という作業を繰り返すうちに、将来学習する「図形」の基礎も身につきます。
線対称や展開図の学習にもつながるので、折り紙の説明図などに見慣れていると、算数の図形にも抵抗感がなくなるといった効果もあります。

 親の世代でもこうしたおもちゃに慣れていない人が増えていますが、児童館などでこうした「昔遊び」のイベントをやっていることもあるので、チェックしてみてください。
また、こうした遊びが、ご近所に住む「上の世代」の方たちとの交流のきっかけになるかもしれませんね。

スマホやタブレットなどのデジタルツールとの付き合い方

 手先を使った遊びとは少し違いますが、スマホのアプリにもおもしろくてよくできたものがたくさんあります。
子どもにスマホなどの電子機器はできるだけ触らせたくない、と考える親御さんも多いようですが、最近は学校の授業にもタブレットが使われるようになってきました。
良質なアプリも出ているので、上手に利用してみてはいかがでしょうか。

 植物図鑑、動物図鑑、天文関連などのアプリは、動画や音声なども使われていて、子どもの好奇心をくすぐるようなものもあります。
有料のものもありますが、一度ダウンロードすればネット環境がなくてもいつでも使えます。
外出先や旅先などで、気軽に図鑑を楽しむことができそうですね。

 一方で、気をつけたいのが、まったく思考力を使わずに刺激だけで反応するようなもの。
反射神経だけを使って惰性でもできるようなゲームを、子どもに与えっぱなしにすることは避けてください。
2、3歳でもできて、中毒性があるゲームもあります。
「親子で一緒に声を出し、笑って楽しめるかどうか」を基準に遊びを選びましょう。

 スマホ、タブレットなどのデジタルツールは、生活や学習の場にどんどん入ってきています。
上手につきあっていくためには、最初が肝心。
くれぐれも、子どもが小さいうちから、「ひとりでおとなしく遊ばせておくための道具」にならないよう気をつけてくださいね。

この記事を書いた人
主任相談員 辻 義夫 主任相談員 辻 義夫
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