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子どものモチベーションが上がる!理科社会の暗記学習の工夫

子どものモチベーションが上がる!理科社会の暗記学習の工夫
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「暗記が苦手」「なかなか覚えられなくって・・・」「植物に興味が無いんです。。。」
理科や社会の暗記に関しては、このようなご相談やお困りごとをよく耳にします。
でも、実はちょっとした工夫で、お子さんの暗記へのハードルは下がり、暗記分野の勉強の効率はグンと上がるのです。
具体的にはどんな解決法があるのか、ご紹介していきます。

暗記はまず「基本の1セット」を覚えさせる

小学校の勉強でお子さんが暗記をしようとする場合、すべてを覚えようとすると、始める前からお子さんが諦めてしまう場合があります。
モチベーションが上がらないというわけです。

例えば星座は全部で88個ありますが、88個全てを覚える必要はありませんし、無理やり覚えさせようとすると、暗記を「食わず嫌い」になってしまう可能性もあります。

ここで提案したいのは、まずお子さんに「基本の1セット」を覚えさせること。
星座ならいきなり「できるだけたくさん覚えなさい」からスタートするのではなく、まず夏の大三角形、冬の大三角形だけは覚えようと提案するのです。
両方で合計6星座ですが、これを知っているだけでも実際多くの問題を解けるようになります。

基本の10星座を覚えたら「あと数個覚えよう」と提案してみる

夏の大三角なら、はくちょう座、こと座、わし座で一等星はデネブ、ベガ、アルタイルで色は白・白・白です。
そして冬の大三角ならオリオン座、おおいぬ座、こいぬ座で、一等星はベテルギウス、シリウス、プロキオンの3つで色は赤・白・黄色。
「あか、しろ、きいろ」と歌って覚えることもできるでしょう。
他にもシリウスなら「白ウス」、プロキオンなら「プロ黄オン」、そして残ったのは赤のベテルギウスという感じで、自分なりにうまく覚えてくれるはずです。

次にこの2つの大三角6個を乗り切ったら、あと4つ、つまり10個の星座を覚えようと提案します。
星座88個の暗記はとんでもない量ですが、10個くらいならなんとかなるとお子さんも思うでしょう。
覚えておくべきあと4つの星座を挙げるとすれば、まずは北の空のおおぐま座です。しっぽが北斗七星と呼ばれる星座ですね。

子ぐま座の二等星が北極星。黄色い星です。
カシオペヤ座は北極星を挟んでおおぐま座とほぼ反対側に位置するよく出てくる星座です。
そして夏の南天を代表する星座はさそり座。一等星はアンタレスです。
「サソリの心臓」と伝えると、子どもたちは赤色とすぐに覚えてしまいます。

「10個の星座を覚えていたらこれで完璧」とは言えませんが、重箱の隅をつつくような問題以外にはだいたい対応できるようになります。
ここまで覚えてくると、あと2~3個覚えようという提案も、子どもたちは意外と素直に受け入れてくれるようになるでしょう。

基本をマスター!それから付け足して覚えれば負担軽減!

このように、基本となるものを覚えてしまえば、後は少し付け足すように覚えるのはあまり負担にならないということです。
最初から重箱をすべて隅々まで埋めるのはすごく大変なことですが、だいたいの問題に対応できる「大まかなもの」をざっくりと頭に入れて、後はより完璧にするために隙間を詰めていこうと提案すれば、お子さんたちは意外と乗ってきます。

星だけではなく、植物名にしても結局入学試験にでる植物名はそんなに多くありません。
単子葉と双子葉の違いに関しても、とにかく単子葉植物であるイネ科、ツユクサ、ユリくらい覚えて「残りは双子葉植物」と考えればかなりの問題に対応できます。
それ以外の植物がテストなどに出てきたら、その都度覚えようと提案すれば、子どもたちからすれば「とりあえずこれだけ覚えればいいのか」と思えるので、細かいものを覚えるのも気持ちが楽になるでしょう。

昆虫であれば、とにかく完全変態の昆虫さえ覚えてしまえば、それ以外は不完全変態と考えればいいと教えてくれるのです。

不完全変態の昆虫に関しては、バッタ、カマキリ、セミの仲間くらいをざっくりと覚えておきましょう。
バッタもコオロギもキリギリスも同じ仲間で、全然別のものとは思わないでしょうから、問題に出てきても子どもたちは対応できると思います。

社会の「まとめ教材」の使い方

社会の暗記では、よく「まとめ教材」が使われます。
四谷大塚系の塾の「四科のまとめ」、サピックスの「コアプラス」、日能研「メモリーチェック」などです。
これらの教材を使うときのポイントですが、一問一答式の問題集は「問題集」として使わず、あくまでも「暗記ツール」として使うことです。

具体的に言うと、まず1回目の演習は「覚えながら答を書き込む」のです。
2回目からは答えを隠し、自分が考えた答えとあっているか確認しながら進めていきます。
このように使うと、暗記にかける時間をぐっと縮めることができます。

そして、ひと通り覚えたことをチェックしたい場合もひと工夫です。
一問一答式の暗記教材をしていると、どうしても答えを「上から順」に覚えてしまいがちです。
そこで、

教材をコピー
 ↓
一問ずつ切り離す
 ↓
シャッフルして並べなおして紙に貼り付ける
 ↓
コピーでオリジナル「チェックテスト」にする

などの工夫をすれば、効果はさらに高まります。

ぜひ、お子さんに暗記させる際は、上記のような方法を試してみてもらってください。
お子さんが5年生なら、6年生になると暗記をやっている暇がないくらい忙しくなりがちですから、苦手な分野を5年生のうちに詰めて基本を押さえておくと、6年生になったときに「暗記ものはけっこういけるぞ」といいスタートを切っていけるでしょう。

この記事を書いた人
主任相談員 辻 義夫主任相談員 辻 義夫
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