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中学受験を通して体験できる理科の楽しさとは

中学受験を通して体験できる理科の楽しさとは
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実は中学受験の勉強に限ってもそうなのですが、理科は本当に楽しい教科です。
もちろん、中学受験に限らず「自分を取り巻く世界の仕組みを知る」と言う意味で、魅力的な科目なのは言うまでもありません。
でも高学年になるにつれて、苦手意識を持つお子さんが増える傾向にあります。
今回は「中学受験 理科の魅力」についてお話しします。

理科に苦手意識を持つのは

高学年になるにつれて、理科に苦手意識を持つお子さんが多くなります。
特に中学受験をするお子さんは、塾の学習速度についていくのがやっとで、それぞれの科目の魅力に気づけないことが多くなってくるのです。

中学受験の勉強ペースは、お子さんにとってある意味過酷です。

学んで理解して、身につけたかどうかという短い期間の後にテストがあります。
様々な単元がどんどん山積みになるので、なかなか科目の魅力に気づく"時間の余裕"も"気持ちの余裕"もないのが現状です。

理科は、私たちが生きている中で遭遇する、たくさんの不思議や現象を解明しようとする科目です。

ですから本当ならば、発見や気付きがお子さんの気持ちを動かし、興味を持ち、夢中になるきっかけとなる、楽しい科目のはずです。
あることに興味を持ったときの子どもたちの集中力、吸収力は、大人でも目を見張るものです。

中学受験の勉強を上手に活かし、その中でお子さんの心が動く発見や感動を感じられたらいいですね。

塾との付き合い方

理科は、教科書に書いてあることだけを学んでも、なかなかその面白さが感じられない科目です。
塾の先生はテキストに書かれていること以外に、さまざまなことを授業の中で話されることでしょう。

もちろん、雑談のように聞こえる話であっても、その回の授業内容を理解するのに役立つ内容のはずですが、場合によっては「雑談の内容はよく覚えているのに、授業の理解はイマイチ」ということも起こります。

まずは親御さんが、理科の授業を習ってきたお子さんに「今日の授業で習ったことで、いちばん大事なことはどんなことだった?」と聞いてみてあげてください。
今ひとつ返答が的を射ないとか、聞いていて授業内容をよく理解できていないことがわかるようなら、上記の質問(「今日の授業で一番大事だったのは何?」)をお子さんから塾の理科の先生にさせてみることをおすすめします。

あらためて塾の先生から「今日の授業で最も大切だったのは○○だよ」と教えてもらうことで「ああ、だからあの雑談にはこういう意味があったのか」と授業中の話に対して理解が深まることもあります。

理科に限りませんが、毎回の授業で「今日の授業で最も大切なことは?」ということを考える習慣をつけることは、塾の学習の理解を深める大きな助けになります。

授業に集中するための工夫

塾の授業に集中し、理解を深めるための工夫をしてみるのもいいでしょう。

たとえば、授業ノート。
授業中、先生が黒板に書いたことをノートに写すのがふつうですが、理科の図版は算数などと違って模式図だけでなく、イラスト的なものもたくさん出てきます。

それらをすべて手早く写すことができればいいのですが、慣れないお子さんは一生懸命ノートを取っている間に大切なことを聞き逃してしまうこともあります。
テキストに出てくる図版をあらかじめコピーしてノートに貼り付けていくことで、その図を先生が板書したときにポイントや重要事項だけをメモすることができ、結果として先生の話を聞くことにも集中できますね。

家庭でできること

塾だけではなく、家庭でもできることはたくさんあります。
親子、家族で出かけて、楽しみながらたくさん経験、発見をすることが何よりも理科の力をつけることにつながります。

勉強を意識しすぎることはありません。

自然に学び、感動や喜びを感じることが大切です。
植物園や動物園、博物館に一緒に出かけるのもいいですし、ものづくりを親子で体験することもいいでしょう。

実際に出かけて体験することができなくても、図鑑やテレビ(Eテレなどにはとてもいいものが多くあります)、インターネットの動画なども活用し、親子で大いに楽しんで理科の勉強をバラエティに富んだものにしていただければと思います。

一緒に出かける場合も、本や動画などのツールを使う場合もそうですが、お子さんに「与えっぱなし」にするとあまり効果はありません。
お父さん、お母さんも一緒に楽しむことが大切なのです。
子どもは、お父さん、お母さんが興味を持つものに興味を持ち、親が楽しいと思うものを「楽しいもの」と認識するものです。

親子でのこういった経験は、日々の机の上での学習の息抜きにもなりますね。

塾に入れただけで安心せず、お母さんやお父さんも、塾での学習への理解が深まる「種まき」を続けてあげることが大切です。

それらを通して「楽しい」「すごい」「なるほど」と感じることが、本来、脳が持っている力を発揮することにつながります。

理科の受験勉強で力を発揮できる土壌は、塾だけでなく、親御さんとの経験によって培われていく部分が大きいのです。

ぜひ親子、家族でのお出かけ、体験を大切にして、受験勉強勉強にもつなげていってください。

この記事を書いた人
主任相談員 辻 義夫 主任相談員 辻 義夫
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