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計算の知識をつけて理科の点数を上げよう

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更新: 2018年10月22日 公開:

それって、思考問題?知識問題?

「理科の計算問題が苦手です」

そんなご相談を受けることが多いです。
みなさん、理科の計算問題ができないと「うちの子って、考える力がついてないんじゃないかしら」などと考えてしまうようです。

でも「理科の計算が苦手(あるいは嫌い)」というお子さんをこれまで数千人みてきた私の感覚では、「思考力不足」というよりは「知識不足」というお子さんが多いのです。

計算問題といっても、それほど難度の高い計算を要求される問題は少なく、分野ごとの「作法」のようなものを身につけていれば解ける問題が多いのです。

たとえば・・・

ばねの問題をお子さんの解かせると

次のような問題をお子さんに解かせたら、まずお子さんは何をするでしょうか。

【問題】 自然長が15cmで、10gのおもりをつるすと3cmのびるばねAと、自然長が20cmで、10gのおもりをつるすと2cmのびるばねBがあります。この2本のばねを使って、次のようにおもりをつるすと、AのばねとBのばねの長さが同じになりました。おもりの重さは何gですか。ただし、おもり以外のものの重さは考えません。

この問題を前にして、すぐに計算を始めるお子さんと、まず情報を整理するお子さんがいます。
私がお子さんにばねの問題を指導するとき、問題を解く前に必ず「鉄則」を守ることを伝えるようにしています。

「鉄則」は教えてもらわないと身につかない

上の問題に限らず、ばねの問題を解くときの「鉄則」は、次のように整理することです。

  自然長 10gあたりののび
A 15cm 3cm
B 20cm 2cm

こうやって最初に「ひと手間」かけておくことで、問題を解いている最中に「ええと、Aののびは何cmだっけ・・・」と本文に戻って探す手間がいらなくなります。
こういった工夫は、自分で思いつく子もいるのですが「理科が苦手」だと思っているお子さんは、問題用紙に書かれていることだけを使ってなんとかしよう、ということが多いのです。

教えてもらって、自分でも書いてみて「あ、ホントだ、間違いにくい」という経験をすることで「僕(わたし)って、理科の計算が苦手じゃないかも」と思えるのです。
こうやってはじめに整理すると間違いにくい、ということを知っていると、間違うことが少なくなるので、ちょっと計算問題が楽しくなってきます。

もしも理科の計算問題が苦手、とお子さんが感じているなら、こんな「鉄則」や「作法」がたくさん載っている問題集を探してみるといいかもしれません。

もちろん、私の書籍「中学受験 すらすら解ける魔法ワザ 理科・計算問題」(実務教育出版)にもたくさん掲載しています。

ぜひ動画も参考にしてくださいね。

※ ちなみに【問題】のこたえは100gです。
図から、ばねAとばねBに同じ重さがかかっていることがわかります。
ばねAとばねBの自然長の差は5cm、10gのおもりをつるしたとき、のびの差は1cm。
つまり自然長の差の5cmとのびの差が等しくなるのは、それぞれのばねに50gのおもりをつるしたときです。
A・Bそれぞれに50gの重さがかかっているということは、おもりは50+50=100gですね。

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この記事を書いた人
主任相談員 辻 義夫 主任相談員 辻 義夫
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