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公式を丸覚えしない「速さ」を苦手にならないためのコツとは

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公開: 最終更新日:2023年12月07日

「速さ」は算数の単元の中でも、最も重要なものの1つですが、苦手とするお子さんが少なくない分野でもあります。

今回の記事では、速さが苦手にならない算数の勉強についてのヒントを考えています。

公式を丸覚えしない

速さの計算には「 公式」と呼ばれるものがあります。

「速さ×時間=距離」・・・①
「距離÷速さ=時間」・・・②
「距離÷時間=速さ」・・・③

これがよく「速さの3公式」と呼ばれるものです。

この3公式を、見やすく下記のように表すこともあります。

速さがよくできるようになった子は、この3つの式を使いこなしているのですが、この公式を丸覚えすることが大切なのではありません。

むしろ、丸覚えすることは危険ですらあります。

速さとは「単位時間あたりに進む距離」のことですが、子どもたちにこのまま伝えても、あまり分かってはくれません。

具体的な数字や時間を入れ「時速4kmというのは、1時間で4kmの距離を進む速さだよ」こう伝えてあげると、具体的な速さのイメージを持てるようになります。

このイメージをしっかり持った上で「だったら時速4kmで2時間進めば 4×2=8km  進むことになる」と理解すれば、上記の3公式の①を身につけたことになります。

①の式が成り立つのなら、割り算を使って速さや時間を求めることもできる、と分かりますね。

単位に関する理解を深めておく

速さの苦手なお子さんの中には、時速を分速に直したり 分速を秒速に直したりする時に 単位の換算を間違う子がいます。

km とm、 mと cm など、長さの単位の関係があやふやなお子さんです。

時速3.6km = 分速(    )m

のような単位換算をするときには、 km を m に換算する必要があります。

このような時にミスをするのです。

1km=1000m ですから

3.6km=3600m

1時間に3600m進むので

1分あたり 3600÷60=60m 分速60m ですね。

速さでつまずかないために、あらかじめ 長さの単位をしっかり理解できているか確認しておくとよいですね。

小数の計算を習熟しておく

速さの単位換算では、小数のかけ算や わり算もどんどん出てきます。

例えば

時速108km = 秒速(    )m

と換算したい場合、小学校ではまず108km を m に直します。

108km = 108000m

そして1時間を秒に直して 

1時間 = 3600秒

108000を3600でわると、時速108km を秒速に直すことができます。

108000 ÷ 3600 = 30

こうして時速108km は秒速30m と計算できます。

中学受験の塾ではこれを一気に 

108 ÷ 3.6 = 30 

というように計算することがよくあります。

108km を1000倍してから3600で割るので、 結果として 3.6で割っても同じという考え方です。

このように小数で割る 計算も多用するため、小数計算に不安のあるお子さんは、速さの勉強とは別に小数の計算についても確認しておくと良いでしょう。

ぜひ、速さが得意なお子さんにしてあげてくださいね!

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