中学受験情報局『かしこい塾の使い方』 -> 勉強方法 -> 新5年生は再度見なおしておきたい勉強法

新5年生は再度見なおしておきたい勉強法

このエントリーをはてなブックマークに追加
更新: 2017年05月16日 公開:

各塾とも量、質が上がるのが5年生

4年生から5年生に、学年が上がると学習内容が難しくなり、量も増えるのですが、いちばんの変化は「総論から各論の学習に変わっていく」ということです。

たとえば算数の文章題の単元なら、4年生では「つるかめ算はこんな文章題」といった「つるかめ算の基本形」の学習、5年生になると、基本形は理解しているという前提で、組み合わせたり、他の文章題で習ったものとの複合などの問題を習うのです。

理科の生物分野なら、4年生のときは「春のころ」(四谷大塚では実際にこの名前の単元があります)といった具合に、春にどのような生物がどんな様子なのかという学習をする単元があります。
植物、動物、気象など横断的に学習するので、「春」という季節を総論的に把握しやすいのです。
これが5年生になると、「根のつくり」「茎・葉のつくり」と各論の学習になっていきます。

内容が細部に及んでいきますから、覚えることも多くなり、学習内容のレベルも上がっていくので、毎週の学習内容をどう「回していくか」に苦労するご家庭も多くなってきます。

まず最優先は「塾の復習」

塾の宿題をすることがすなわち「復習」と考える受験生、ご家庭も多いのですが、この2つは切り分けて考えるほうがよいようです。
まずは塾から返ってきたら復習、そして時間をおいて(5年生になると学校、塾の時間も長くなりがちですから、「塾から返ってきたらその日のうちに宿題」も難しくなりがちです)宿題演習、というサイクルを作るようにしましょう。

先程も述べたように、塾から返ってきたら、まずはその日の復習です。
算数なら、塾で習った問題、演習した問題を理解できているかチェックです。
西村則康先生が提唱する「家庭内ミニ授業」という形でお子さんがお母さんに教えることで、理解できているかチェックするのもよいでしょう。また5年生の算数では本格的に「◯△☓法」を実行しましょう。

授業で習った問題、演習した問題を(できれば塾の授業で)「◯=よくわかった」「△=少しわかりにくかった・自信がない」「☓=わからなかった」と分類し、まず塾から帰ったら「△」の問題の復習をするのです。

国語は「なぜそうなるのか」の確認が、塾から帰ったらまずやることになります。塾で習った問題、解いた問題について、どうしてその答えが正しいのかを説明してもらうのです。記述式の解答なら、「この答えの文の中で、どの言葉が入っていることがいちばん大事だって、先生は言ってた?」といった質問もいいですね。

宿題で「自力でできるか」の確認を

塾で習ったその日に宿題までできなくても、上記の「復習」を30分くらいかけてしておくことで、記憶の定着度合いは大きく違いますから、その上で宿題をする日を決めましょう。

1科目の授業が週1回の場合、宿題は2~3回に分けてするのがよいでしょう。
宿題演習中も「演習→答え合わせ」の単調な作業の連続になっているようなら、「それって、どうして?」という質問をお母さんがときどきしてあげるとよいですね。

注意しなければならないのは、5年生になって負担が増えることから、「とにかく宿題を終わらせるのが目的」のような勉強になっていないか、ということです。
このような「やっつけ勉強」は、さらに負担が大きくなる6年生の学習では通用しなくなります。

大切なのは「まず今は何を最優先すべきか」という優先順位をつけることです。
そのために「復習」と「宿題」を使い分け、「◯△☓法」を使いこなすことを心がけてくださいね

この記事を書いた人
主任相談員 辻 義夫主任相談員 辻 義夫
メルマガ会員限定特典メルマガ会員限定特典
Copyright (c) 2008-2017 中学受験情報局『かしこい塾の使い方』 All rights reserved.