2017年度中学入試 8 女子学院中
「第329回 2017年度中学入試 8」
2017年度の中学入試を、首都圏と関西エリアから順にご紹介しています。
これまで、
灘中、渋谷幕張中、開成中、大阪星光学院中、桜蔭中、麻布中などの
入試問題を見てきましたが、
合格するために失点できない問題に、
小5内容のものが多いことに気づくことができました。
春期講習があと半月もすれば始まりますが、
2、3月の復習となる塾もあれば、
新単元に進む塾もあります。
ですから、小5内容の復習の機会は、
自分で作り出さなければなかなか難しいものです。
小学校が5年生である今のうちに、復習の時間を捻出していきましょう。
さて、今回ご紹介する学校は、
首都圏の女子御三家の1校、女子学院中です。
今年度は定番問題を中心とした出題でしたから、
問題を見た受験生は失点できないプレッシャーを
感じたのではないでしょうか。
小5内容もかなり出題されていましたので、チャレンジしてみてください。
正六角形の面積に関する定番問題です。
新6年生にとって、解法の定着を確認することができる問題でした。
正解できなかった場合は、
大急ぎで「正六角形と面積」の復習計画を
立てるようにしましょう。
もう1問、大問1からご紹介します。
「範囲のある問題が少し苦手かな…」であれば、
この問題は現在の学力を測るのにピッタリです。
「範囲」があると「混乱」してしまうという場合には、
問題の条件を線分図に表してみるといいかもしれませんね。
ここまでは定番問題を見てきましたので、次は応用問題をご紹介します。
といっても、決して難しい問題ではありませんので、
新6年生でも正解が可能です。
見えない部分を想像で考えることはなかなか難しいですね。
見えない問題は、見えるように書き直すのが基本です。
「22と59」が重なっていることがわかっていますから、
その前後についても
「書いてみると何かがわかるかも…」
という「期待」を持って解き進めると、
比較的簡単に正解を得ることができます。
最後も応用問題で、「変わり時計」の問題です。
時計算は
2017年度の麻布中のように正常に動く時計の問題もあれば、
この女子学院中のように通常とはちがった動きをする時計の問題もあります。
ですが、いずれの場合も、
時計算の各解法とその理由を理解していれば、
決して解けないわけではありません。
新6年生でも、時計算を学習し終えていれば、腕試しに解いてみましょう。
問題に取りかかる前に、時計の進み方などを整理します。
長針
進む向き=時計回り
進む速さ=1時間で1周(6°/分)
短針
進む向き=時計回り
進む速さ=6時間で1周(1°/分)
文字盤
1目盛り=10分
(1) あと20分で短針が2周し終えますから、
午前11時40分と、これは簡単にわかります。
(2)「180°になる時刻」の問題ですから、
「□時0分の絵を描く → 短針を止めて考える」という、
時計算の原則通りに解いていきましょう。
2017年度の女子学院中の入試問題は、
前半の定番問題から後半の応用問題まで、
ほぼ小5で学んだことを利用して解くことができる問題でした。
受験の基礎を一通り習い終えているようであれば、
春期講習明けからゴールデンウィークにかけて行われる
塾の小6実力テストに向け、
基本事項の理解に抜け落ちがないか、
このテストを用いて確認することも可能でしょう。
春休みまでに挑戦し、
不十分なところを春休み中に取り返す時間が持てるといいですね。

