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マヨネーズづくりで「乳化」を体験しよう

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かしこい塾の使い方 2018年08月06日15時41分

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理科の「人体」の分野で、消化や吸収について学びます。
その中で「たん液は消化酵素を持たず、消化はしないが脂肪を乳化する」ということを習います。

「乳化ってどういうこと?」
と聞かれると、理科の先生は「脂肪は油だから、水にとけないでしょ?だからまざり合いやすくするんだよ」と教えてくれます。
この「乳化」ですが、身近な調味料を作ることで実験できるんです。


それは、子どもたちも大好きなマヨネーズ。

実は自宅で作ることが出来ます。
どのようにして作ることができると思いますか?

作る前に、材料や作り方について予想してみても面白く学べます。


■マヨネーズ作りはどんな実験になるの?

マヨネーズ作りで学べるのは、上記のように「水と油はどうすればまざり合うの?」ということです。
「水と油は性質が違うからまざり合わないよ?」と思うお子さんは多いと思います。

それでは、水と油がどうしたら混ざるのかをマヨネーズ作りから学んでいきましょう。

水と油が結びつくには「乳化」がキーワードになります。

マヨネーズは、卵黄に含まれるレシチンが、油と結びつきやすい「親油基(しんゆき)」と、水と結びつきやすい「親水基(しんすいき)」の2つの性質を持っているのです。

このような性質を持つ物質を「界面活性剤」といい、洗剤などもこの性質を利用して油と水をなじませて、汚れを落としているわけです。

このように、水と油が混ざり合う現象を「乳化」といいます。

マヨネーズの場合、水と油が仲良くなるために必要なものは卵黄というわけです。

■マヨネーズ作りに必要なものは?

〈材料〉

・お酢(15ml)

・サラダ油(150cc)

・卵黄(1個)

・塩(小さじ1/2)

・コショウ(少々)

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〈道具〉

・ボウル

・計量カップ

・計量スプーン

・泡だて器

■マヨネーズの作り方はやコツは?

〈作り方〉

1.卵は常温にもどしておきます。

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2.ボウルにお酢、卵黄、塩、コショウを入れて泡立て器でよく混ぜます。

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3. 2のボウルにサラダ油を少しずつ加えながら混ぜます。何度かに分けてサラダ油を入れて、その都度しっかり混ぜましょう。

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4.しっかりとまぜていれば、どんどんねっとりといてきますよ。

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5.泡立て器に少し残るかたさになれば
マヨネーズの完成です。

低学年のお子さんでも一緒に挑戦できます。

ご家庭にあるものですぐにできるので、ぜひ挑戦してみてくださいね。

夏休みの自由研究にするのもいいですね。


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かしこい塾の使い方 2018年08月06日15時41分
主任相談員の辻義夫
中学受験情報局『かしこい塾の使い方』の主任相談員である辻義夫が家庭学習で悩んでいる方にすぐに実践できる効果的な学習方法をお教えします。
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