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開成中入試 2018年算数はどんなテストだったか

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大きく難度が下がった2018年

開成中の2018年入試、合格者最低点を見れば分かる通り、近年でもっとも高い点数となりました。
倍率などは例年並みですので、問題が優しくなったと言えそうです。
中でも算数の問題が易しくなったと話題になりました。

年度 平成26 平成27 平成28 平成29 平成30
出願者 1186 1222 1211 1195 1234
受験者 1130 1171 1131 1142 1171
合格者 401 395 396 395 388
倍率 2.8 3 2.9 2.9 3
合格者最低点 215 223 196 195 227

科目別に合格者平均点、受験者平均点を見てみます。

科目 国語 算数 理科 社会
合格者平均 55.2(64.9%) 73.9(86.9% 58.2(83.1%) 53.8(76.9%)
全体平均 47.2(55.5%) 62(72.9%) 53.5(76.4% 48.6(69.4%)
満点 85 85 70 70

合格者平均点で見ると算数の86.9%がもっとも高く、全体平均点で見ると理科の76.4%がもっとも高くなっています。
開成の理科、社会はもともと平均点が高く(問題が学校のレベルとしては易しい)、理科社会は「ミスができないテスト」、そして算数で差がつく入試と言われてきました。

それが2018年は算数までも「ミスできないテスト」といったおもむきになっています。

実際にどんな問題が出た?

実際にどのような問題が出題されたかを見てみましょう。

大問1(3)
川の上流のA町と下流のB町の間を船で往復します。A町からB町までは42分かかり、B町からA町までは1時間52分かかります。船の静水での速さは川の流れる速さの何倍か答えなさい。船の静水での速さと川の流れる速さはそれぞれ一定であるとします。

開成中を受けるお子さんであれば、同じ距離を下る時にかかった時間が42分、上るときにかかった時間が112分ということから、下る速さと上る速さの比はかかった時間の逆比と考え、

42:112=3:8

の逆比、

8:3と、瞬時に考えたことだろうと思います。

大問1には図形も3題出ていますが、どれも「定番」といえるもので、開成中受験者は戸惑ったのではないかと思います。

また算数が得意な子の中には「僕は算数で差をつけなくちゃいけないのに、こんな簡単な問題だと差がつかないじゃないか!」と焦ってしまった子もいるのではないでしょうか。

いずれにせよ、2018年の開成中算数は予想外に易しかったというのが結果です。

2019年に向けてどんな対策をとればいい?

2018年の算数が易しかったからといって、来年度も同じような難度になるとは限りません。
むしろ、今年の平均点、結果をみて難度を上げる可能性もあります。

なにより、開成中受験者は併願校も渋谷教育学園、栄光学園、聖光学院、筑波大駒場などそれなりの難度の併願校を受験するはず。

その併願校の対策という面でも、やはり最難関向けの算数をしっかり勉強しておく必要があります。
また2018年のような難度の場合に「点を落とさない」テストの受け方もできるよう、周到な準備が必要ですね。

難関校受験生にとっては「難度が下がったときのリスク」も考えておかなければならないと、あらためて感じた2018年の開成中算数でした。
みなさん、しっかりと準備を進めていきましょう。

この記事を書いた人
主任相談員 前田 昌宏 主任相談員 前田 昌宏
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