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中学受験 入試直前期 親の3つのNG行動とは

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公開: 最終更新日:2021年11月18日

今回の動画では、入試直前期の親のNG行動について考えてみたいと思います。

入試直前は「やるべきこと」がたくさんあり、とても忙しいのですが、逆に「これでよいのだろうか」と不安になることもあると思います。

入試直前、特に入試前の2ヶ月ほどの期間に親が心がけておくべきことを考えてみます。

入試直前のNG行動1 できないことばかりに目を向ける

入試直前期は親も子も不安になりがちです。
過去問を練習してできなかった問題、直前の塾の模試で間違った問題など、気になることがたくさん出てきます。

問題をやればやるほど、ともすれば親子とも「あれも、これも」という気持ちになってしまいますね。

ここで気をつけたいのが「できないことばかりに目を向けない」ということです。

過去問を演習して間違った問題についてなおしをしたり、周辺知識まで学び直すというのはよいことです。
ただ「これができてないから、もしかしてこれも、そしてあれも…」となって次から次へと「できないこと探し」になってしまうと逆効果です。

直前期のテスト直しはのあとの類題演習は1問か2問、などと具体的にやる量を決め、あまり「深追い」しすぎないことが大切です。

算数のテストなどで「ケアレスミス」が目につく場合も、あまりこだわりすぎないように気をつけましょう。
できていないことそのものにこだわりすぎず、「こうすれば解決できそう」を考え、それを実行したらひとまずOKと考え、次に進むのがよいでしょう。

入試直前のNG行動2 親の視点が狭くなる

特に入試直前は、お子さんには「成功の予感」を強く持って勉強させることが大切です。
具体的には「このままがんばれば志望校に合格できる」というイメージ、希望を持たせることです。

多くのお子さんにとって第一志望校は「余裕を持って合格できる学校」ではないことがほとんどです。
少し背伸びしてがんばらなければ合格できない学校だからこそ「成功のイメージ」を持って直前期の勉強を進めることが大切なのです。

多くのご家庭では、6年生の11月ごろに具体的な受験計画をほぼ決めてしまうことが多いようです。
小少し合格の可能性が低くても第一志望校は譲らない、というお子さん、ご家庭も多く、そのこと自体は決して悪いことではありません。
その学校を目指して数年間がんばってきたわけですから、合格の可能性が五分五分だとしても第一志望校は変えない、という受験戦略も大いに「あり」だと思います。

お子さんにとって第一志望校は「この学校に行きたい」「この学校以外には行きたくない」と感じる学校だと思います。
ただし親まで「この学校に合格できなければ受験勉強を続けてきた意味がない」といった気持ちになってしまうと、とても苦しい受験になってしまいます。

親は少し大きな視点で、他の受験校の良さについてもお子さんに伝えるようにするくらいが賢明です。
「第一志望校を不合格になったときのことなど、考えたくない」という気持ちは、もちろん親も子もあると思いますが、親はその「もしも」についてしっかり考えておくことが大切なのです。

万が一第一志望校の合格が叶わなかった場合にも、お子さんが前向きに受験を終えられるよう親はサポートしてあげたいですね。

入試直前のNG行動3 睡眠時間を削って勉強させる

さすがに入試直前になると、親が「勉強しなさい」と言わなくても、お子さんは夜遅くまで勉強しようとします。
塾の宿題や過去問などやるべきことがたくさんあるので、どうしても勉強時間は長くなりますが、できる限り睡眠時間を削らせないようにしたいところです。

「がんばりたい」という気持ちは応援してあげたいのですが、睡眠時間が足りなくなってくると、だんだんお子さんのパフォーマンスが落ちてきます。
毎日そばで見ている親には分かりづらいのですが、じゅうぶん睡眠が取れている時と比べると集中力や作業の正確性もどんどん落ちてきます。

夜遅くまでがんばらせたいところですが、思い切って睡眠を取らせ、冴えた頭で限られた時間に集中して勉強させるように意識することが、直前期こそ大切になります。
小6の入試直前期には、もう塾で新しく学ぶこともない状態ですから、塾の長時間の特訓も、目的をお子さんのモチベーションアップにおいて受講を調整するのがよい場合もあります。

「塾で長時間がんばらせることが、ベストな直前対策」とは限らないということです。

塾で入試直前に行われる冬季講習、そして年末年始の特訓授業等についても「お子さんのモチベーションが上がるかどうか」でどのように受講するか判断するとよいでしょう。

以上、入試直前の親のNG行動を考えてきました。
ぜひ参考にしていただき、受験直前の期間を乗り切っていただければと思います。

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