共働き家庭の中学受験のスケジュールと、幼児期から小学校低学年で大切なこと

共働き家庭の中学受験のスケジュールと、幼児期から小学校低学年で大切なこと
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どんなに頭のよい子でも、ただがむしゃらに勉強をするだけでは中学受験に成功しません。
今回の記事では、中学受験合格のための理想的なスケジュールと低学年までに大切なことについてお伝えします。

入塾までの子どもとの付き合い方が重要

中学受験では、限られた時間を有効に使い、計画的に勉強していく必要があります。
特に共働きのご家庭では、大人が直接フォローできる時間が比較的不足しがちです。
入塾してからあわてていろいろな習慣を変えようとしても、物理的に時間が足りなくなってしまうので、入塾の3年生までの子どもとの付き合い方が大きな影響を与えます。

中学受験のスケジュール

まず、大まかなスケジュールを把握しましょう。以下のようになります。

・3歳〜6歳【生活知識(身体感覚)】
学習の基礎となる「生活体験」をたくさんさせる

・小学校1、2年生【基礎学習】
読み書きそろばん(計算)を毎日決まった時間にやる習慣づけ

・小学校3年生【基礎学習】
入塾テスト対策、入塾

・小学校4年生【基礎学習】
受験勉強スタート

・小学校5年生【応用学習】
「塾の予習→授業→復習→宿題」を決まったリズムでやる

・小学校6年生【応用学習】
志望校の傾向対策

幼児期に気をつけるべきポイント

中学受験にむけて、子どもの年齢別で気をつけるべきポイントについてご説明します。
幼児期は、お子さんの将来の学力を伸ばすうえで、とても重要な時期です。
受験する・しないにかかわらず、さまざまな体験をさせてあげましょう。
近所の公園など身近な場所から、水族館や動物園、博物館、牧場、農場など、積極的に連れ出してあげましょう。

キャンプなどのアウトドアもいいですね。
また、室内での積み木や折り紙、公園の砂場などでの身体を使った遊びもおすすめです。
身体を使うことで非認知能力を高めることができるのではないでしょうか。

遊び感覚で数を数える練習をしたり、読み聞かせを習慣にするなどして、数字や言葉に触れる機会をたくさん作ってあげましょう。
ふだんの会話も、単語ではなくきちんと文章で話すことを心がけて、将来の学力の土台となる言語能力を伸ばしてあげられたらいいですね。

小学校1年生〜3年生の1学期の学習

この時期には、子どもがひとりで勉強する習慣を身につけさせましょう。
目安としては、「学年×10分×科目数」です。
1年生なら国語と算数を毎日10分ずつ、2年生なら20分ずつ、という感じになります。

ここで大切なのは、子どもがひとりで静かに勉強すること。
大人が管理、監視してするのではなく、自分から机に向かい、自分で時間の管理をして勉強に取り組む姿勢です。
低学年のうちにこの習慣が身についていたら、6年生になったときには1時間くらい自分で集中して勉強できるようになる子が多いです。

算数の計算の先取り学習も、低学年の早い段階で始めるようにしましょう。
たいていの中学受験の塾では、1年以上の先取りをしています。
そして子どもが計算できることが前提として授業が進んでいくので、計算に慣れるための時間を取ることはほとんどありません。
早めに準備をしておく必要があります。3年生の終わりまでに、5年生の算数の計算ができるようになっておくのが理想です。

「低学年のうちから受験対策塾に通わせたほうがいいのでしょうか」という相談をいただくこともありますが、塾で先取り学習をさせるよりも、家でひとりで勉強する習慣を身につけることを優先したほうがいいと思います。
そのほうが中学年以降に学力が伸びやすいでしょう。

3年生の夏休み以降

どこの塾でも、3年生の2月から中学受験に向けたカリキュラムが始まりますので、3年生になったら塾選びを始めてください。
子どもが通える範囲にどんな塾があるかを調べて、だいたいの目星をつけておきましょう。

入塾のときに、できるだけ上位のクラスに入れたら有利です。
3年生の秋ごろから入塾テスト対策をして、12月、1月にある入塾テストに備えましょう。

共働きのご家庭では、子どもにつきっきりで勉強を見ることは難しいので、子どもがひとりで勉強できるように自立を促しましょう。
これは受験勉強に向かううえでとても大切なことです。

もし、3年生の後半になっても自分で勉強する習慣が身についていないなら、小さいステップを作って少しずつクリアしていくようにしましょう。
1日10問の計算から始め、クリアしたら「10問できてえらいね!明日は15問にしてみる?」と、子どもをねぎらって褒めながら、少しずつ量を増やしていくのです。この「ちょっとがんばらせる」→「その努力をねぎらい、褒める」というサイクルを繰り返すことによって、子どももだんだん自分で勉強をできるようになるでしょう。

この経験が4年生以降の本格的な受験勉強に活きてきます。
この時期にぜひ、自分で勉強ができる習慣を身につけさせてあげてください。
成績の伸びにも大きく影響するでしょう。

この記事を書いた人
主任相談員 辻 義夫 主任相談員 辻 義夫
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