冬期講習は受けるべき?

冬にすべき学習目的を見てカリキュラム内容で判断を
年末に近づき、冬本番です。
冬休みは冬期講習が行われます。
参加するべきか悩ましい心境の親御さんもいらっしゃるかもしれませんね。
冬期講習は各塾で個性を出していますが、大きく分けて「復習を中心に行うタイプ」と「カリキュラムを消化するタイプ」があります。
お子さんの現在の伸び幅や苦手単元などを考え、最も有効に学習できる塾選びをしたいですね。
冬期講習受付には締め切りがありますが、締め切りを過ぎてからも受け付けてもらえる場合があるので、参加するかしないかを即決断するのではなく、冬期講習会のカリキュラム内容を検討して、「お子さんに必要な学習」や「冬の間にしておきたいこと」をリストアップしてから、申し込みをしましょう。
復習かカリキュラムかお子さんに必要な講習を
どのような冬期講習を行うのか、タイプ別で見てみましょう。
復習を中心に行う塾
浜学園、日能研、早稲田アカデミー、四谷大塚、希学園など。
現在までのお子さんを見ていて、「苦手克服」や「解決しておきたい内容」にフィットした単元が取り扱われていたら、得るものも大きいので参加してもよいでしょう。
逆に求める内容がない場合は、冬期講習を受けずにオリジナルで復習計画を立ててください。
カリキュラム消化型のタイプ
SAPIXなど。
冬期講習が年間カリキュラムの一部となっています。組み込まれているため、欠席がしにくいです。けれども冬の時点で結果が出ていない場合は、カリキュラムの進み方とお子さんの学習スタイルがあっていない可能性も考えられます。転塾の可能性も視野に入れて再検討することもいいでしょう。
塾別冬期講習
- 日能研
- 小3 70分×8回 テスト1日
- 小4 70分×16回 テスト1日
- 小5 70分×36回 テスト1日
- SAPIX
- 小4 60分×18回
- 小5 90分×12回
- 四谷大塚
- 小3 120分×4回
- 小4 200分×4回 テスト1日
- 小5 300分×4回 テスト1回
- 早稲田アカデミー
- 小3 120分×8回
- 小4 120分×8回(算・国)
60分×8回(理・社) - 小5 180分×8回(算・国)
120分×8回(理・社)
※他にも、正月特訓があります。
- 浜学園
- 小3 120分×6回
- 小4 120分×6回(算・国)
120分×3回(理:選択) - 小5 150分×6回(算・国)
150分×3回(理:選択)
120分×3回(社:選択)
優先順位を知って今後のプランを立てる
現在、お子さんが思うように学習に取り組めていないと感じている場合は、親御さんも来年度の転塾を検討しておられるかもしれません。
その場合は、転塾先候補の冬期講習を受けてみるのもいいでしょう。
学習の定着には復習が第一です。けれども冬期講習で、宿題に追われてしまい、「こなす」ことが目的になってしまうと、お子さんの心も体も疲れてしまいます。
お子さんのモチベーションを保つためにも、優先順位の高い問題を、きちんと復習することが大切です。塾に任せっきりにはせず、今後の見通しやプランを立てたうえで、冬期講習には参加するようにしましょう。