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小学校高学年で役立つ 幼児期のうちに身につけておきたい、さまざまな身体感覚

小学校高学年で役立つ 幼児期のうちに身につけておきたい、さまざまな身体感覚
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小学校高学年以降に学習していく考え方や知識は、子どもの「身体感覚」に結びついてこそ、深く納得することができます。
ここでは、幼児期のお子さんが家庭や公園など、身近な場所で体験できるさまざまな身体感覚についてお伝えします。

洗濯のお手伝いで、遊び感覚で学べること

家庭でのお手伝いは、子どもにとって貴重な体験になります。たとえば洗濯のお手伝いでは、布の手ざわりの違いや重み、重さを比べて遊ぶことができます。
一緒に洗濯物を干したりたたんだりすることで、布が濡れると重くなることも学ぶでしょう。
大人にとっては当たり前のことでも、子どもにとっては大きな発見です。

また、洗濯物の乾き具合などから、天気や天気予報への興味、雲の動きや風の強さに興味が広がることもあるかもしれません。
「天気予報どおり、雨の雲が近づいているね」「風が強いから、洗濯物がよく乾きそうだね」というような会話のなかで自然に身につくでしょう。

お風呂は最高の遊び場であり学びの場

お風呂にゆっくり入る時間があるときは、シャボン玉遊びをしたり、湯船の中で船を走らせる遊びをしてもいいですね。
忙しい日常ではそうそう毎日のんびりできないでしょうが、「お風呂の時間だけは、子どもとゆっくり遊ぶ」と決めてもいいかもしれません。
最近は「お風呂で読める絵本」もあるので、お風呂タイムを利用して読み聞かせをしている家庭もあるようです。

お風呂では、清潔にすることの気持ち良さを教えるだけでなく、浮力について知ることもできます。
濡れてもいいふたつのモノをお風呂に持ち込んで「どっちが沈むか、どっちが浮くか」というクイズをしてみてもいいですし、ペットボトルやプリンなどの空き容器を持ち込んで、沈めたり浮かせたりして遊ぶのも楽しいのではないでしょうか。

身近な自然から学べること

天気のいい日は、公園などに外出する機会をつくって、身近な自然に目を向けさせてあげましょう。
季節によって草花や木がどのように変化するかを観察したり、植物を使ったちょっとした遊びをすることは、都会でもできます。
図鑑を使って、子どもが特に興味を持っている身近な植物や生き物について調べるのもいいですね。

それぞれの季節にしかできない遊びもあります。たとえば夏なら、影で遊んだり、アスファルトの道路に触って暑さを知ることができます。
その道路に水をまいたらどうなるかも観察できますね。
また、温度計などを見て、涼しい時間帯と暑い時間帯それぞれの温度のちがいを調べてみるのもいいでしょう。

こうした経験で大切なのは、大人も一緒に楽しむことです。子どもに、お父さんやお母さんも楽しんでいるということを、声や表情に出すことによって伝えてください。
親が「これを観察しなさい」「将来、役に立つから知っておきなさい」と言うだけでは、子どもはむしろ顔をそむけてしまうでしょう。
逆に、大人が楽しんでいる姿を見て、子どもも知ることの楽しさや自然のおもしろさを感じるのです。

ときには「便利な生活」を手放す

田舎に帰省したときにぜひ体験させあげたいのが、「昔ながらの暮らし」です。子どもにとって必要な身体感覚を育むには、絶好の機会になります。
逆に、ふだんの「便利な生活」が、子どもにとって必要な体験を奪っていることも意識していただきたいのです。

セキュリティがしっかりしていることは「となり近所とのおつきあい」を奪い、便利なレトルト食品やカット済み食材は「子どもに料理を手伝ってもらう機会」を奪い、全自動の24時間空調は「自然の湿度や温度の変化を感じる機会」を奪っているのです。

帰省やキャンプなどで、ときにはそういった「便利な生活」から離れてみましょう。

子どもはきっと驚きの連続のなかで、さまざまなことを学ぶでしょう。

この記事を書いた人
主任相談員 辻 義夫 主任相談員 辻 義夫
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