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四年生までにつけておきたい「集中力=こらえ性」

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更新: 2017年05月15日 公開:

正しい姿勢は「財産」

勉強の時のお子さんの姿勢、いかがでしょうか。正しい姿勢で勉強しているでしょうか。
「たかが姿勢」と思われるかもしれませんが、姿勢は勉強のはかどりや成績に小さくない影響があります。
正しい姿勢で勉強すると、疲れにくくケアレスミスも少なくなるのです。

多くの動物は4本足で地面に立っていますが、人間が同じように四つん這いになって前を向いていると、すぐに首が疲れてきます。
これは人間の頭が他の動物に比べて重く、地面に垂直にたった背骨の上に頭があることが基本の姿勢だからです。

勉強のときに背中が大きく曲がっていたり、机に覆いかぶさるような姿勢でいる子がいますが、この姿勢は疲れやすく集中も長続きしません。
おしりを椅子のおくまで入れ、やや背筋が前に傾いているくらいだと首が疲れにくく、見晴らしも良いため思わぬ見間違いやミスを未然に防ぐことができるのです。

なぜ正しい姿勢にならないのか

お子さんが正しい姿勢にならない原因はいくつかあります。
いちばん大きいいのが「間違った姿勢のほうが楽だから」というもの。
あんな前かがみの姿勢が楽だなんて、なぜなのでしょう。

これは、背筋をまっすぐ伸ばし、その姿勢を保つには背筋など筋肉の力が必要で、ふだんから正しい姿勢を取っていないお子さんは、その姿勢をするほうが「大変だ」と感じるわけです。
筋肉の訓練の問題でもあるので、できれば小さいうちから「勉強は正しい姿勢で」を習慣づけてあげるのがよいですね。

勉強のときは正しい姿勢で、リラックスするときとのメリハリをつける、ということが日常的にできるお子さんは、成績も上がりやすいものです。

集中して「没頭」する時間を

勉強がいつも楽しければいいのですが、必ずしもそんなときばかりとは限りません。
たくさんの計算練習をしなければならなかったり、漢字の書きとりがあったりと、子どもたちが退屈な「作業」だと感じてしまいがちな勉強だってあります。

そんな時でも集中を切らさず、わりと長い時間がんばれる子は、「集中力がある」と言われます。
ではその集中力は、どうやって培ってきたのでしょうか。
「天賦の才能」なのでしょうか。

集中力はもちろん「天賦の才能」などではありません。
集中力を高めるには、次の2つの条件が揃っていることが必要です。

  1. 1.対象に興味が持てること
  2. 2.その行動が自分にとって意味があることだと思えること

漢字に興味を持っていて、漢字を覚えることが自分にとって意味があることだと感じていれば、集中して漢字を覚えることだってできるはずです。

お子さんがまだ低学年なら、計算や漢字でなくても、身の回りで興味を持てること、熱中できることに「没頭」する時間をとってあげると「集中した状態」に慣れていきます。
興味があって楽しいことだから当たり前ともいえますが、ものを作ったり、勉強でなくても「考える」要素があるものならなおいいでしょう。
ナンプレなど数字パズル的なものでもいいですね。

こうやって、一つのことに集中し続ける集中力、いわば「こらえ性」を養っていくのです。

集中力を勉強に活かす

では、こうやって培った集中力をどうやって勉強に活かすかですが、上記の1.2.を満たすために、勉強を「興味あるもの・意味あるもの」にしなければなりません。
たとえば「面倒くさい」が口癖のお子さんでも「百ます計算」にはまることがあります。
スピードアップ、レベルアップはゲームやスポーツの大きな要素でもありますから、がんばれるわけです。

漢字なら、その成り立ちを教えてあげることで「意味を持つもの」にすることができます。
たとえば「教」という漢字の左側は老人と子どもを象徴しています。
これは言われてみればお子さんでもピンときますね。
そして右側は、「右手で叩く」ということを象徴しているのです。
つまり老人が子どもを叩いて教える、とここまで聞いたお子さんは「え?!?」となるはずです。

こういったことが書籍になって参考書として売っていたり、簡単に調べられる時代です。
ちょっと工夫して、勉強をお子さんの興味あるものにしてあげてください。

さて、今回は集中力をつけるというテーマで書いてきましたが、いかがでしたか?
ぜひふだんの勉強に活かしてみてくださいね。

この記事を書いた人
主任相談員 西村 則康主任相談員 西村 則康
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