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6年生の「合格するための勉強」。算数のテスト直しと計算ミスについて

6年生の「合格するための勉強」。算数のテスト直しと計算ミスについて
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6年生になると、実践対策をしっかりして合格するための勉強をしていきたいですね。
今回は、中学受験の算数における、合格するためのテスト直しのポイントと、計算ミスをなくす方法について考えてみます。

テスト直しはていねいに

集団指導の塾では、「この問題は解けなくていい」「この前のテストのこの問題は復習しなくていい」など、それぞれの子どもに個別に指導してもらうことはほとんどありません。

ご家庭で親が子どもといっしょにテストを振り返り、点数や順位を確認する必要があります。
さらに、まちがえた問題や「正答率」を見ながら解き直していくことで、今、やるべきことが見えてきます。
テスト直しは、勉強の指針になるのでていねいにやることが大切です。
決して「今回は悪かったけど、次はがんばろう」と放置しないようにしましょう。

毎月のテストでクラスが変動し、志望校の合格可能性も変わります。
6年生になると特に気になりますが、合格可能性や判定は、あまりあてにならないこともあるので必要以上に気にしないようにしてください。

それよりも、偏差値と正答率を手がかりにして着実に勉強を進めていくようにしましょう。
たとえば偏差値50くらいの学校を目指すなら、正答率50%の問題は必ず解けるようにする必要があります。
さらに余裕があれば、正答率40%の問題も理解できるように勉強をするといいでしょう。

偏差値60以上の中学を目指しているなら、正答率40%の問題は確実に理解し、解けるようしてください。
正答率30%の問題に挑戦しておくとさらにいいですね。

目安は、100から目指す学校の偏差値を引いて、それを基準にすることです。
偏差値60の学校が志望校なら、100−60=40 ですから、正答率40%の問題を確実に解けるようにするというイメージです。

塾の課題は取捨選択をして

塾から出される課題が多すぎてこなしきれないと感じる場合は、思い切って取捨選択し、やるべきものとやらなくていいものに分けましょう。
決して睡眠時間を削ってすべてをこなそうとしないでください。
この取捨選択は、子どもには少し難しいので、ご家庭でお母さんやお父さんがしてあげられるといいですね。

どれを選択すべきか親も判断できない場合は、塾の先生に相談しましょう。
それでもはっきりせず不安な場合は、一時的にでもプロの家庭教師に相談して助けてもらうのがいいと思います。

5年生までは「学力をつけていくための勉強」ですが、6年生からは「合格するために得点力をつけていく勉強」が中心となります。
塾のテキストはさまざまなレベルのすべての生徒を対象として作られているので、すべてできるようになる必要はありません。
子どもにも、やらない問題、わからない問題があってもいいということをしっかりと伝えてあげてください。

「うっかりミス」をなくすのは意外に難しい

算数の計算問題は、「うっかりミス」をなくせば20点くらいはすぐに上がることがあります。6年生からでもなんとか対策をとりたいところです。
塾でも入試問題でも、だいたいの場合、テストの大問1は計算問題です。
これがすべて不正解という子も、実は少なくありません。

6年生になっても「計算ミスが多い」という悩みはよく聞きます。
「落ち着いてやればきるのに」「ケアレスミスが多い」「うっかりミスさえなくなれば」と嘆き、難問を解けるようにするより、計算ミスをなくして確実に点数を稼ぎたいと考える親御さんは多いのですが、正確な計算力を身につけさせるのは、意外に難しいことです。

「繰り上がりを忘れる」「すでに繰り上げたのに、さらに繰り上げてしまう」など、計算ミスは一見単純で、指摘すれば「あ、ほんとだ」と気づくものが多いので、子ども自身もそんなに深刻に捉えていないと思います。
指摘されても「なーんだ」と感じて「次からはできるはず」と解決してしまっているのですが、それがなかなかできないのです。

「うっかりしてまちがった」「落ち着けばできるはず」と子どもも考えているのですが、そのような計算ミスを繰り返して6年生まできている場合は、その「うっかりしたやり方」「ミスをしやすいやり方」が頭にも手にも染み込んでしまっているのです。

暗算と筆算のバランスをうまくとる

やり方自体がわからないわけではない計算問題では、多くの子が暗算を多用します。
書くべき数字を書かずに暗算して、その結果、まちがえてしまうのです。
また、せっかく筆算をしても、慌てて汚い字で書いたりすると、自分で書いた数字を読みまちがえることもあります。
「筆算もていねいに書いてごらん」と指導しても、今度は時間が足りなくなってしまうこともあります。まずは「ていねいに書く」ことから始めて、徐々にスピードアップしていくことが大切です。

一方で、正確な暗算ができるなら、無理に筆算をする必要はありません。
ただし「正確な暗算」とは2桁と1桁や3桁と1桁のかけ算や割り算が確実にできる、というレベルでの話です。
それら10個のうち1個はまちがえてしまうという状況では、受験に暗算を使うことはできません。

中学受験に「暗算」と「筆算」はどちらも必要です。
問題はそのバランスなので、それぞれの子どもに合ったバランスを見つけ、計算ミスを減らす努力をしましょう。

この記事を書いた人
主任相談員 西村 則康 主任相談員 西村 則康 西村先生に家庭教師に来てほしい方はこちら
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