中学受験 塾の授業の受け方と予習・復習のやり方まとめ

中学受験において、最短でお子さんの成績を上げるには、塾の授業の受け方を見直してみるとよいでしょう。
・塾の授業の受け方なんか当然わかっている
・予習・復習のやり方もわかっている
と思う方もといますが、実は多くのお子さんが「授業の受け方」を一度も教わっていません。そのため、授業の受け方を改めて見直してみるだけで、成績が上がるお子さんは少なくありません。
ぜひ、この記事を参考に、中学受験の塾の授業の受け方、予習・復習のやり方を見直してみてください。
この記事の執筆者

辻義夫 主任相談員
「わくわく系中学受験」を提唱する理科のスペシャリスト。
これまでに指導してきた生徒は数千人にのぼり、多くの逆転合格を生み出してきた。難解な理科の概念を、身近な例えを用いて「見える化」する授業スタイルは、子どもたちだけでなく保護者からも絶大な信頼を寄せられている。
1.中学受験の授業の受け方
塾の授業中の理解を伸ばすには、3つのルールが大切です。
・先生が話している間はノートを取らなくていい
・途中でわからなくなっても、最後まで先生の話を聞く
お父さん・お母さんからすれば「そんなこと当然やってる」と思われるかもしれません。ただし、前提として塾の授業は個別指導や家庭教師と違い、一つ一つ生徒1人に対して理解しているか確認しながら進むわけではないということを考えると、この3つのルールが疎かになっていることで、塾の授業の理解が曖昧になってしまうことも理解できるのではないでしょうか。
ただ「上記の3つのルールに気をつけて授業を受けなさい」というだけでは、お子さんもこれまでの授業の受け方を変えることは難しいため、「なぜ、そうすべきなのか?」を合わせて説明してあげることが定着させることにつながります。
下記にて、3つのルールについて個別に理由を説明します。
先生の顔を見て話を聞く
当たり前のように聞こえるかもしれませんが、ノートを取ることに夢中になったり、黒板や教科書の情報に目を取られ、先生の方を向かずに授業を聞いてしまうお子さんは非常に多いです。
授業中に、先生の顔を見て話を聞くと良い理由は大きく2つあります。
まずひとつは、先生の表情・身振り手振りによる解説に目が行き、授業内容がわかりやすくなる点です。そのため、先生の方を向いておくだけで、授業の理解度が上がります。
わかりやすい例を挙げると、算数や理科の授業中に、お子さんが教科書の図を見ている間に、先生は黒板に書いた図を指さして説明をしていると、授業内容が極端にわからなくなってしまいます。
もうひとつは、先生がお子さんの表情を汲み取ってくれるという点です。
塾の授業は受ける生徒の理解度によって、先生側が説明を補足したり、再度解説をしたりするものです。その際に、先生が頼りにしている指針は、お子さんたちの表情になります。
「この説明をした時に、〇〇さんの顔が曇ったな?」といったことを確認しながら授業をしているため、お子さんが今わかっているのか?わかっていないのか?を先生に伝えるためにも、先生を見て授業を受けるべきなのです。
お子さんの「わからない」表情が先生に伝わると、先生は補足して説明をしてくれるようになります。
先生が話している間はノートを取らなくていい
「ノートを取らなきゃ」という思いから、ノートを取っている間に先生の話が終わっているということがよく起こります。特に真面目なお子さんには多く見られ、授業の理解度を落とす原因となっています。
先生が話している間はノートを取らない方が良い最大の理由は、前述の通り、授業の理解度を上げるには先生の顔を見るのが1番だからです。
「ノートを取りながら、話も聞く」というマルチタスクができる小学生はほとんどいません。
辻義夫の深堀りノウハウ:聞く:書くの比率
ここで親御さんにぜひ意識していただきたいのが、授業における「聞く:書くの比率」です。
理想的な比率は「聞く8:書く2」、お子さんによっては「聞く9:書く1」でも構いません。
進学塾で習う内容は、学校の授業の内容に比べて大幅にレベルが高いものです。
音声としてただ人の声を聞くことと、聞いたことを「理解しながら聞くこと」は全く異なります。上手な先生は「今は聞くとき、今は書くとき」と的確に指示を出しますが、お子さんによってノートを写す「作業スピード」は様々です。
中には、もう次の話題に先生の話が移っているのに、下を見て書き続けている子がいます。こうなると、授業の中で「話が聞けなかった」部分が増えていき、理解できないことがどんどん蓄積されてしまいます。
だからこそ、まずは「書くことよりも聞くことを最優先」しなければなりません。
そのため、塾の授業中に先生が話している間は、先生の話に集中することを優先して、ノートを取らないでいいことを改めて教えてあげましょう。
そもそもノートを、完璧に写す必要がないことも教えてあげるとよいでしょう。
中には「ノートをきっちり取らないといけない」という思いから、中々応じてくれないお子さんや、ノートを取るスピードが遅く、どうしても間に合わないというお子さんもいます。
その際は「板書を減らす工夫」が必要です。
たとえば、
教科書に書かれていないことだけをノートに取れればいいよというルール決め。
理社では、図版や年表などをコピーして予めノートに貼っておく。
といった方法も有効です。
塾の授業のノートの書き方で成績を上げる方法は、下記もご参考ください。
成績が上がる 理解度が上がる 塾では教えてくれないノートの作り方とお子さんへの教え方 まとめ
途中でわからなくなっても、最後まで先生の話を聞く
塾の授業を受けていると、多くのお子さんが「あれ?わからないかも・・・」となる瞬間があります。大切なことは「わからない」と思っても、最後まで先生の話を聞くということです。
塾の授業では、途中わからないという反応を見てから、補足して説明をしていくという先生も少なくありません。「最後まで聞いて、初めてわかる」という構成で授業をしないといけない単元もあります。そのため途中でわからなくても、根気強く最後まで話を聞くことができるお子さんだけが理解できるようになっていることも珍しくないのです。
また授業の途中で分からなくなっても、前述の通り、先生の目を見て授業を聞いていれば、「わからない」というお子さんの表情が先生に伝わり、補足説明をしてもらえるようになるため、最後まで諦めずに先生の顔を見て話を聞くことが大切です。
上記3つのルールを大事にして、塾の授業を受けると、授業の理解が大幅に改善されます。
復習をスムーズにする授業中のメモ書き
授業中にやるべきこととして、上記の3つのルールに加えて、授業中に取り扱った問題が理解できたかどうかをお子さんに自己評価してもらうことで、授業後の復習がスムーズに進められます。
具体的には3つの基準で、塾の授業中に解いた問題に印をつけてもらう方法が有効です。
△ = わからないけど、ちょっと頑張った解けそうな問題
☓ = まったくわからなかった問題
授業が終わった後の復習では△の問題を中心に復習することで、効率よく、できる問題を増やせるようになりますので、授業中にお子さんの理解の自己評価をメモとして残す習慣も作って行きましょう。
辻義夫の深堀りノウハウ:感情メモを残そう
さらに、この「◯△☓」の記号に加えて、ぜひ実践していただきたいのが「感情メモ」を残す習慣です。
授業中に「すごい!」「なるほど!」「ここで失敗した」「え、なんで?」と感じた生きた感情を一言だけノートの端にメモさせてください。
後述する「授業内容を思い出す復習」を行う際、この感情メモが強力なトリガー(引き金)となります。
人間の記憶は、感情と結びついたときに最も強く定着します。
親御さんからの「そのときあなたはどう思ったの?」という問いかけに対して、感情メモがあれば当時の授業の臨場感を一気に引き出すことができるのです。
授業前の小テスト対策は必要なし
授業前に実施される小テストの対策をする必要はありません。
というよりは、ここまでの復習の作業で小テストの対策は十分できているからです。
小テストで間違えた問題のうち、先生が解説してくれなかったものについては、持ち帰って再度対策が必須です。
先生がテスト後に解説をした問題については、他のお子さんも間違えている問題のため、授業内で解説がなかった問題は可能な限りできるようになっておく必要があります。
2.授業後の復習でやるべきこと まとめ
授業内容をしっかり定着させるには、どの塾に通っていても、ご家庭での復習が大切です。
復習は大きく分けて、「授業のあったその日」にやることと、「翌日〜次回の授業まで」にやることにわかれます。
塾の授業直後(その日の内)にやる復習
塾の授業から帰って来たら、その日の内に「今日学習した内容」を反芻することが大事です。
帰宅後に授業内容を思い出す習慣を作るだけでも、お子さんの理解力は格段に上がります。
具体的には、3つの声掛けが有効です。
・先生は、何が大事だって言ってた?
・お母さん/お父さんに教えて
という質問です。
お父さん・お母さんが興味を持っていて、お子さんに教えて欲しいというスタンスで聞いて上げることが大事です。
これには授業内容を思い出す効果はもちろんのこと、習慣化されると「家に帰ったら、お母さん/お父さんに話してあげなきゃ」という思いから、授業のポイント・肝は何かを意識してお子さんが授業を聞くようになるという効果もあり、授業内容の理解が強まります。
辻義夫の深堀りノウハウ:授業を映像の様に思い出す練習をしよう
ここでさらに、お子さんの「聞く力」を飛躍的に高め、授業を定着させるための深掘りノウハウをお伝えします。
復習の際は、単に何を習ったかだけでなく、「授業を映像のように思い出す練習」をしてください。
「①今日の授業で先生が解き方を説明した問題はどれか」
「②それをうけて、みんなで演習した問題はどれか」
塾の授業は基本的にこの①と②の組み合わせの繰り返しです。ノートを見ながら「これは初めに先生が説明した問題」「それからみんなでこの練習問題を演習した」と説明できるかどうかが第一関門です。
さらに、「そのとき先生は具体的になんと言った?」「そしたら誰か何か発言した?」「そのときあなたはどう思ったの?」など、実際に授業で起ったことをまるで映画のワンシーンのように思い出させるようにしましょう。はじめは断片的かもしれませんが、後で人に説明することを前提にするため、おのずと「理解しようとする聞き方」に変わっていきます。
辻義夫の深堀りノウハウ:テレビなどを活用しよう
※実はこの「聞く力」は、日常生活の中でも鍛えられます。テレビを見ているときに、CMに入った瞬間、「さっきの司会者の人は、なんであんなことを言ったの?お母さんちょっと聞き逃しちゃって」と聞いてみてください。誰が、誰になんと言って、どう反応したのかを解説させるのです。
こうして日常から予測や補足をしながら話を聞く習慣をつけると、お子さんの頭の回転は自然と早くなっていきます。
下記に教科ごとに、その日の内に行う、授業内容の確認方法についてまとめました。
国語
授業中に取り扱った長文がどのようなお話だったかを聞いてあげてください。
かいつまんで、あらすじを話してもらうことがポイントです。あらすじを話せる力は、文章内容を把握し、まとめる力でもあります。授業を思い出すことに加え、記述力に必要な力も強化される非常に大事な習慣です。
算数・理科
授業のノートを見ながら、授業内容を思い出す作業が必要です。
どんな考え方で、どんな解き方を使ったのかを説明してもらいましょう。
具体的には、ノートをたどりつつ、どうしてこの解法を使ったの?この図(線分図・図形)はどうして書いてあるの?どうして、この方法で整理しているの?といったことを聞いてあげましょう。
たどたどしくても、自分の言葉で、理屈の通る説明ができれば、授業内容を理解できていることになります。
社会
地理は地図を出しての確認が有効です。
習った場所がどこなのかを確認しながら、海沿い・山脈があるなど、その地域はどんな特徴があるかを話し合いましょう。語句を覚えだけでなく因果関係まで思い出せるようにしてあげるとなお良いです。
例)この辺りは扇状地だね。扇状地は?「そう、水はけ」が良いのが特徴だったね。だから果物が育ちやすい土地なんだね。
歴史は年表を出しながら確認をすることが有効です。
年表に載っている主要人物が何をしたのか?授業で扱った内容を確認しましょう。
公民は、授業で何をやったのかを説明してもらった後に、実際のニュースと紐づけた話をしてあげると良いです。。衆議院・参議院について学んだという場合は、ちょうど今国会が開かれてて、ニュースをやっているよと、ニュースを見せることで頭に定着しやすくなります。
宿題(翌日〜授業までにやること)
宿題をやる前に授業内容を思い出す時間を
5〜10分程度で構いませんので、宿題に取りかかる前に、前回の授業で何をしたのか?を思い出す時間を取りましょう。
前述の「塾の授業直後(その日の内)にやる復習」ができている場合、ほとんど問題なく進めることができます。
まずはノートを見て授業内容を思い出す時間を取りましょう。
1問1問「考えて解いているか」を確認する
塾の授業の復習に関して、続いて重要なことは、お子さんが1題1題考えながら、問題を解けているかどうかです。
特に5年生以降、塾の宿題の量が増えてくると、多くのお子さんは、とにかく「宿題を終わらせる」ことが目的になってしまいます。宿題は1問目だけ考えて解いて、後は流れでパターンに当てはめて解いてしまい、復習が思考を伴わない「作業」になり、頭に定着しにくくなってくるのです。
対策方法は、お子さんの視線に注目しましょう。
問題を読み終わった後に、一呼吸止まって、考えている時間があるか?
という点が大事です。
問題文を最後まで読み、読み終わった後に、どうやって解くのかを1度考えることが、復習には必須です。
「わからない」ときは、まずノートを見る
ここまでの流れができていると、宿題でわからないことは、既にかなり減ってきます。
宿題でわからないことがある場合は、すぐに教えてあげるのではなく、「ノートを見て、何を使うか考えてみよう」と、まずは授業ノートを振り返りましょう。
それでもわからない場合や、間違った問題は、解説を読む段階に進みます。
塾のテキストの解説を読んで、お子さんが理解できるなら、復習は一旦ここまでとなります。
解説を読んでもわからない場合は、塾の先生に質問に行く必要があります。
また解説を読んでもわからない場合は、授業内容が頭に入っていないことも考えられますので、前述の授業の受け方〜授業から帰ってきた後の振り返りを見直すことが必要です。
※ 国語の復習について
少し複雑なのが国語の復習です。
国語が苦手なお子さんは解説を読んでも、解説の言っている内容があまり理解できないということもよくあります。解説を読んだら、わかっているように見える場合は、一旦その勉強方法を続けて、理解が伸びるかどうかを、しばらく見てください。
解説を読んでもわからない場合、わかったといっているけどあまり変わらないという場合は、
・長文を速音読して、あらすじをまとめて話し、同じ文を速黙読する
というトレーニングで、国語の長文の対策を行いましょう。
手が回りきらない場合の対処方法
4年生は宿題・復習に時間がかかりすぎたり、時間が足りない場合は、授業の受け方、勉強のやり方を見直す必要があります。
一方、5年生・6年生になると、復習する課題を取捨選択することが求められます。
前述通り、授業中に解いた問題にお子さんが理解できたかどうかを自己評価してもらいます。
△ = わからないけど、ちょっと頑張った解けそうな問題
☓ = まったくわからなかった問題
の3つの基準で問題に印がついていることを前提とします。
復習で優先すべきなのは「△」の問題です。「△」の問題に集中することで、限られた時間でも、お子さんの理解できる問題の数を可能な限り増やすことができます。
復習の中で、積み残してしまった課題、理解できたか不安な課題はお母さん・お父さんが別途記録しておき、空いた時間に改めて復習をしましょう。
(空いた時間の作り方については後述の1週間のスケジュールも合わせてご参考ください)
3.授業後の予習でやるべきこと まとめ
授業の「予習」を行うことで、授業内容の理解は一気に深められます。
たった10〜15分程度の予習でも大きな効果が得られるのですが、四谷大塚のような予習型の塾でない限り、ほとんどのご家庭で塾の予習は行われていないのが現状です。
本当に少しの努力で授業の理解を高めることができるため、ぜひ実践してみてください。
たった10分の予習でOK。授業前にテキストを読むだけ
予習は基本的には、授業で取り扱うページに目を通すだけです。
次の授業で何を習うのか?をお子さんが見ておくだけでも、「これをやるんだな」「そんなことが書いてあったな」と余裕をもって授業内容を受け止めることができるようになります。
具体的には、授業を受ける前日に、10〜15分程度、テキストを読む時間を取ってください。
塾に行く当日でも良いのですが、学校から帰って来て、バタバタしていて、その時間を取れないことが予想されるので、授業前日に行うことが大事です。
余裕があれば、問題を解いてもいいのですが、基本的には「読むだけ」で構いません。
これだけで授業内容の理解が深まるのか?疑われる方も多いですが、すぐに効果が実感できるため、ぜひ一度挑戦してみてください。
予習禁止塾で、予習はどうしたらいい?
サピックスでは予習が禁止されており、テキストも当日授業内で配られるため、「予習」はできない仕様となっています。
ですが実態は、予習無しで授業を受けて理解ができるお子さんは上位層の一部の子たちだけです。
サピックスに通われているお子さんも「予習」をすることで授業の理解を深めることが可能です。
事前に、今週の授業で何を扱うかは通知されていますので、別の塾のテキストを用意して、該当する単元を読んでおくだけで構いません。
おすすめのテキストは四谷大塚の「予習シリーズ」です。
予習を軸にしたテキストのため、予習には持って来いです。
1点注意としては、これくらいの予習で、気を悪くする先生も少ないのですが、念のため波風を立てないように「予習していること」を他のお子さんや先生にあまり言わないように注意しましょう。
4. 【戦略的学習】予習・復習の「時間密度」を高める方法
塾の授業、予習、復習。これらに「何時間かけるか」を気にする親御さんは多いですが、残念ながら「机に向かっている時間」と「成績」は比例しません。
大切なのは、学年に応じた適切な「時間枠」の中で、いかに密度の高い学習を行うかです。
予習・復習の「時間イメージ」
前述の通り、予習はわずか10分で構いません。復習も「その日のうち」にやるべきことは15〜30分の「再現(プレゼン)」です。残りの時間を、授業中にチェックした「△」の問題を「〇」に変える演習に充てる。この「配分」のイメージが持てていないと、いくら時間があっても足りなくなります。
学年別の最適な学習スケジュール
では、実際にお子さんの学年では、1週間のうち何時間をこのサイクルに投下すべきなのか? 算数と他教科の比率はどうバランスを取るべきなのか?
学習時間の「枠」を正しく設計し、無理のない合格スケジュールを立てるための具体的な数値目安については、こちらの記事で詳しく解説しています。この記事のメソッドを「いつ、どれくらい」実践すべきか、あわせて確認しておいてください。
中学受験の勉強時間は長すぎませんか? 成績を上げる「正しい学習時間」と「計画の立て方」徹底分析
5.塾の授業について、よくある質問
わからないことを、塾の先生にどれくらい聞いていいの?
主任相談員 辻義夫塾の先生への質問は、1回に1問が限界
塾の授業の内容がわからず、先生に聞きにいかなくてはならないことも出てきます。
積極的にわからない問題は先生に聞いて欲しいとは思いますが、他の生徒さんもおり、授業のスキマ時間という限られた時間での質問になるので、質問は1問が限界です。
そのため、質問する問題を絞り込み、かつ何がわからないのか?を先生に伝えることが大切です。
お母さん・お父さんが、「何がわからないのか?」をノートやテキストに付箋を貼って、先生へのメモ書きを残すことで、限られた時間でしっかり教えてもらるようになります。
テスト直しや苦手対策に手が回らない場合は、どうしたらいい?
主任相談員 辻義夫課題の取捨選択を。算数に時間を取られるのは危険信号。
塾から出される宿題や、授業の予習・復習に手が回らないという場合や、苦手対策・テスト対策のために時間を空けられなくなっている場合は、早急な対策が必要です。
特に多いのが算数の復習に時間を取られて、国語・社会の勉強時間がほとんど取れない状態です。
中学受験における算数のウエイトが非常に思いため、学年が進むに連れて、どうしても算数の勉強時間が他の教科の学習時間を圧迫してしまいがちですが、そのような場合は、課題量の調整が必須です。
お子さんのやる気が出ず、机に向かっていても、あまり勉強ができないような場合も、学習量の調整が役立ちます。
中学受験で志望校に合格するには、どうしても「放置」していい教科や単元はありません。
ぜひ、この記事を参考に、授業の受け方・学習スケジュールの組み方を今一度見直してみてください。
まとめ
以上、中学受験の塾の授業の受け方、復習・予習の方法について詳しく解説しました。
1回の授業で、お子さんが理解できることが増えれば、ご家庭での宿題・復習の効率は格段に上がり、お子さんができることがドンドン増えていきます。
本文中でもお話しましたが、「授業の受け方」自体を教えてもらっていないお子さんが大半で、6年生であっても、授業の受け方について話し合うだけで、授業の理解が一気に深まるお子さんは珍しくありません。
大切なことは「大人の当たり前」を子どもにあてはめないことです。
ぜひこの記事を参考に、今一度、塾の授業の受け方、復習・予習の習慣を見直していただければ嬉しいです。

