2015年 中学受験対策 筑波大学附属駒場中 2
第187回 「筑波大学附属駒場中 2014年」2
今回からも前回に続き、
「筑波大学附属駒場中 2014年」の問題研究 第2回です。
例年、70%程度の得点が必要と思われるテストです。
前回見ました2014年の大問1は、「サービス問題」でした。
大問2はどうだったのでしょうか?
大問2 下の図は、それぞれ同じ大きさの正六角形をすき間なくかいたものです。各図において、点A、Bは正六角形の頂点で、点P、Qは、AとBを結ぶまっすぐな線と正六角形の辺との交わった点です。なお、正六角形の大きさは、各図でちがいます。次の(1)、(2)、(3)の各図について、ABの長さが30cmのとき、APとPQの長さをそれぞれ求めなさい。
(1)
(2)
(3)
平面図形の問題です。
問題図が似ていますから、
「もしかすると解法は共通?
じゃあ、(1)を丁寧に考えれば(2)や(3)のヒントになるかも…」
という発想ができるようになれば、
誘導形式の問題の練習もかなりできてきた証拠です。
さて、正六角形で長さの比がわかるということは、
次のような図の場合です。
まずは、これを問題図に書き込んで考えてみましょう。
(1)
図から、AP:PB=1:2 なので、
AP=AB×1/3=30cm×1/3=10cmとわかります。
点Qは下の図のように点対称図形の中心なので
AQ=15cm ですから、PQ=AQ-AP=15cm-10cm=5cmです。
(1)から、
「等間隔に並んでいること」を利用して解く問題のようだ
と見当がつきます。
(2)
点Qの位置は(1)で使った「等間隔」を利用すると、
AQ:QB=3:2 とすぐにわかりますので、
AQ=AB×3/5=30cm×3/5=18cm です。
APは一見、上手くいかないように見えるのですが、
正六角形を規則的に並べるとたて横以外に、
斜めにも等間隔に並んでいることを利用します。
AP=AB×1/4=30cm×1/4=7.5cmですから、
PQ=AQ-AP=18cm-7.5cm=10.5cmと求められます。
どの頂点とどの頂点が一直線上に並んでいるかという知識は、
正六角形を自分で書いたり、
規則的に並んだ問題の演習を解いたりすると、
身についていきます。
(3)もAPの長さは簡単です。
AP=AB×1/5=30cm×1/5=6cmです。
AQも(2)と同じように、三角形の相似が使えます。
AQ=AB×3/7=30cm×3/7=12 6/7cm ですから、
PQ=AQ-AP=12 6/7cm-6cm=6 6/7cmです。
「どの頂点とどの頂点が一直線上に並んでいるか」
に気づくことができれば、
この大問2も全問正解できる問題です。
筑波大学附属駒場中を受験するレベルであれば、
正六角形を敷きつめた問題も演習していることでしょうから、
「どの頂点とどの頂点が一直線上に並んでいるか」に気づくことも
容易だったと思われます。
2014年度は大問1、2では差がつかないため、
次回はポイントになりそうな大問3を見る予定です。
今回からも前回に続き、
「筑波大学附属駒場中 2014年」の問題研究 第2回です。
例年、70%程度の得点が必要と思われるテストです。
前回見ました2014年の大問1は、「サービス問題」でした。
大問2はどうだったのでしょうか?
大問2 下の図は、それぞれ同じ大きさの正六角形をすき間なくかいたものです。各図において、点A、Bは正六角形の頂点で、点P、Qは、AとBを結ぶまっすぐな線と正六角形の辺との交わった点です。なお、正六角形の大きさは、各図でちがいます。次の(1)、(2)、(3)の各図について、ABの長さが30cmのとき、APとPQの長さをそれぞれ求めなさい。
(1)
(2)
(3)
平面図形の問題です。
問題図が似ていますから、
「もしかすると解法は共通?
じゃあ、(1)を丁寧に考えれば(2)や(3)のヒントになるかも…」
という発想ができるようになれば、
誘導形式の問題の練習もかなりできてきた証拠です。
さて、正六角形で長さの比がわかるということは、
次のような図の場合です。
まずは、これを問題図に書き込んで考えてみましょう。
(1)
図から、AP:PB=1:2 なので、
AP=AB×1/3=30cm×1/3=10cmとわかります。
点Qは下の図のように点対称図形の中心なので
AQ=15cm ですから、PQ=AQ-AP=15cm-10cm=5cmです。
(1)から、
「等間隔に並んでいること」を利用して解く問題のようだ
と見当がつきます。
(2)
点Qの位置は(1)で使った「等間隔」を利用すると、
AQ:QB=3:2 とすぐにわかりますので、
AQ=AB×3/5=30cm×3/5=18cm です。
APは一見、上手くいかないように見えるのですが、
正六角形を規則的に並べるとたて横以外に、
斜めにも等間隔に並んでいることを利用します。
AP=AB×1/4=30cm×1/4=7.5cmですから、
PQ=AQ-AP=18cm-7.5cm=10.5cmと求められます。
どの頂点とどの頂点が一直線上に並んでいるかという知識は、
正六角形を自分で書いたり、
規則的に並んだ問題の演習を解いたりすると、
身についていきます。
(3)もAPの長さは簡単です。
AP=AB×1/5=30cm×1/5=6cmです。
AQも(2)と同じように、三角形の相似が使えます。
AQ=AB×3/7=30cm×3/7=12 6/7cm ですから、
PQ=AQ-AP=12 6/7cm-6cm=6 6/7cmです。
「どの頂点とどの頂点が一直線上に並んでいるか」
に気づくことができれば、
この大問2も全問正解できる問題です。
筑波大学附属駒場中を受験するレベルであれば、
正六角形を敷きつめた問題も演習していることでしょうから、
「どの頂点とどの頂点が一直線上に並んでいるか」に気づくことも
容易だったと思われます。
2014年度は大問1、2では差がつかないため、
次回はポイントになりそうな大問3を見る予定です。

