2017年度中学入試 1 岡山白陵中・栄東中
「第322回 2017年度中学入試 と新6年生 1」
関西エリアでは今日が統一入試の解禁日です。
灘中をはじめ、多くの中学で入試が行われます。
どのような問題が出題されたかは、近日、ご紹介していく予定です。
今回はそれに先立って実施された2017年度の入試問題を見ていこうと思います。
1問目は岡山白陵中の入試問題です。
新6年生も1年後には受験を迎えます。
6年生の1年間で、どのような問題が解けるようになりたいか、
目標作りの参考にしてみてください。

式だけで(75m/分-60m/分)×8分=120mという答えを導き出した場合は、
どうしてこの計算になったのか、
その理由も考えるようにしましょう。
そのとき、次のような線分図をかかないように気をつけます。 
問題文中に
「帰りは行きとちがう道を通り」
「帰りの道のりは行きの道のりより何m長いですか」
とありますから、
行きと帰りの道のりは等しくありません。
「カン」でも正解できる問題ですが、
新6年生はこれからの勉強のことを考え、
なぜその式でよいのかを考えてみるといいですね。
ちなみにダイヤグラムを利用すると、より簡単に説明ができます。 
もう1問ご紹介します。栄東中の2017年度A日程の入学試験問題です。
(1)は図形式と比を使うと、次のように解くことができます。
(立方体や三角すいの体積を求めてもOKです)
(2)は立体図形の2回切断です。
三角すいABCDを切断しますので「1回切断」のように読むこともできますが、
三角すいABCD自体が立方体を切断してできる立体ですから、
2回切断の問題に分類しました。

上図から,次のような図形式と比を利用して答えを導き出します。

(3)も(2)と同様、2回切断です。
新6年生は
「立方体を3点P、R、Sで切断したときの面の作図方法」
を習得したら、
その後は
「立方体を3点P、R、Sで切断したときの面の形がすぐにわかる」
ことを目指しましょう。
切断面が変わることと、
求める立体が三角すいABCDと相似であること以外は、
(2)と同じ考え方で解く問題でした。
岡山白陵中の問題では
「時間条件が多い問題 → ダイヤグラム解法」、
栄東中の問題では
「切断の作図手順」
といった、
それぞれの単元で学ぶ基本事項が
身について使えるようになっていれば
正解することが可能な問題です。
これらの入試問題からわかるように、
新6年生は
「基本レベルから、解き方の理由を理解し、身につけ、使えるようになる」
学習が大切です。
これから家庭での学習量も増えていきます。
「流す(機械的に問題を処理する)」問題、
「じっくりと考えて解く(条件を整理して解く)」問題を
区別した家庭学習を通して、
「理解できる」「身につく」「使える」ようになっていけるといいですね。

