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2017年度中学入試と新6年生

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中学入試の算数問題2017年01月07日11時56分

「第321回 2017年度中学入試 1月入試と新6年生」


2017年の1月入試が始まりました。


5日に行われた岡山白陵中の入試結果の発表は、今日7日です。


また、明日以降には土佐塾中や愛光中などの県外入試もあります。


悔いのない受験ができることを願っています。


さて、今回も前回に引き続き1月に行われる入試について、
昨年実施された問題をご紹介していきながら、
新6年生の現在の力のについても考えます。


今回の入試問題は西大和学園中の県外入試(4ページ/大問3題)です。


奈良県にある本校で行われた入試は8ページ/大問4題でしたから、
やや問題量が少なくなっています。


その中からご紹介する問題は大問1です。


多くの中学入試の大問1と同様に、
計算力と受験算数の基礎力を確認する設問が中心です。


新6年生でも既習範囲は、1月の大テスト向けにチャレンジしてみる価値がありそうです。




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1枚目の問題は手のつけやすい基本問題が中心でした。


(2)は「食塩水のやりとり算は流れ図に整理する」という整理方法と、
面積図」「てんびん法」という計算方法の確認ができる問題です。


(3)は「倍数判定法」の知識確認と
「書き出せそう」という判断力がチェックできそうです。


(4)は「余りの四則計算」と「素因数分解」、
(5)は対称図形を解くときの方針立てと「ブーメラン型(くさび形)」という
知識確認にピッタリですから、
大問1の1枚目は受験生の直前チェックはもちろん、
新6年生にとっても基礎力の確認ができると思います。


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2016年度の西大和学園中の県外入試、大問1は2枚目にまで続いていました。



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2枚目は1枚目よりもレベルが上がっています。


類題演習をしたことがあるか、
「〇〇という条件があるときは☆☆」のように
方針を立てて問題を解く学習ができていれば、
1本道で解くことができます。


(6)は直角三角形の相似を見つけやすくする方法、
(7)は直角二等辺三角形問題の解き方の方針を持っているかが
試される問題です。


(8)は立方体を切断したときにできる立体のようだと、
見当がつけられれば比較的簡単に正解できます。



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演習を通して「知っている問題」を増やし、
類題として応用していくことはとても大切なことです。


それと同時に、
問題で与えられた条件を整理して
「〇〇という条件があるから、まずは☆☆のように解いてみよう」
といった方針をたてる解き方も身につけることができれば、
応用問題や初見の問題を解く力が強化されていきます。


今回の大問1のような問題は、
それらの力がどこまでついてきたかを確認することができます。


受験まであと1年となった新6年生も、
ここまでの学習がどのレベルまで達しているか、
このような問題を通して、把握しておくといいですね。

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中学入試の算数問題2017年01月07日11時56分
主任相談員の前田昌宏
中学受験情報局『かしこい塾の使い方』の主任相談員である前田昌宏が算数の面白い問題や入試問題を実例に図表やテクニックを交えて解説します。
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