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第351回 立体図形の苦手克服術 2

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図形の練習問題 2017年08月05日18時00分

「第351回 立体図形の苦手克服術 2」


前回は、
6年生の立体図形について、
大手進学塾である四谷大塚の
「第3回合否判定テスト 算数問題(男子)2013年9月実施」を例に、
どのような問題が出されるのかをみました。


今回は前回の続きです。




四谷大塚 第3回合否判定テスト 算数問題(男子)2013年9月実施 より

問題9 下の図の四角すいA-BCDEは、底面が1辺8cmの正方形で、高さが12cmです。また、側面の4つの三角形はすべて合同な二等辺三角形です。

20170713143728.jpg

(1) 略

(2) 図3のように、辺BC、ED上にそれぞれ点R、Sを、BR=ES=6cmとなるようにとります。四角すいA-BCDEを、2点R、Sを通り、底面に垂直な面で切り分けたとすると、頂点Cをふくむ立体の体積は何cm3ですか。








前回、
問題9-(1)を通して、
図を描くときには2つのポイントがあることがわかりました。




【図を描くときのポイント】

(1) 立体を見る向きは、
真上、真正面、真横、45°回転(時計回り、反時計回り)、斜め上方の
6つがある

(2) 位置がわかっている2点を結べたり、
垂直や平行な直線を描いたりできる向きを選ぶ 




このポイントにそって、問題9-(2)を解いていきましょう。




【手順1】おおまかな完成図を見取り図で描く

20170728122304.jpg





【手順2】問題文中の「底面に垂直な面」を図の中に書き込む

20170728122353.jpg
 
 ↓

立体MRC-NSDの体積を求めればよいことがわかる 




立体MRC-NSDは四角すいのようにも見えるかもしれませんが、
四角すいの頂点の個数は5個なので、
四角すいではありません。


この立体の体積は次のような方法で求めることができます。

20170728122436.jpg



ここでは解き方③を用いてみます。


断頭三角柱の体積の求め方は、
「三角柱-三角すい」の他に、
「三角柱の底面積×3つの高さの平均」
という方法があります。



【手順3】MNの長さを求めるため、
MNに対して垂直な向き(真上または真横)からみた投影図を描く

20170728122532.jpg

  ↓
20170728122651.jpg




左上の図から、MNの長さは4cmとわかります。



20170728122613.jpg






今回は
四谷大塚の「第3回合否判定テスト 算数問題(男子)2013年9月実施」を例に
立体図形の難しい問題を解く方法を考えました。


難しい問題は、
易しめの問題でも必要な、
「見取り図」から「展開図や投影図」を描く力や、
逆に「展開図や投影図」から「見取り図」を描く力に加え、
断頭三角柱の体積の求め方のような
「特別な知識」も必要でした。


立体図形の問題が苦手な場合は、
まず「長さを求めることができる向き」を選べるようになること、
次に「特別な知識」を身につけることのように、
2段階に分けた学習ができるといいですね。

mflog.GIF

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図形の練習問題 2017年08月05日18時00分
主任相談員の前田昌宏
中学受験情報局『かしこい塾の使い方』の主任相談員である前田昌宏が算数の面白い問題や入試問題を実例に図表やテクニックを交えて解説します。
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