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冬休み中にマスターしたいこと 2

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受験算数と塾の使い方 2016年12月24日18時00分

「第319回 冬休み中にマスターしたいこと 2 ~コースが複数ある冬期講習会~」


前回は、2学期に学習した内容の復習が中心となっている、
サピックス小5の冬期講習について見ました。


今回は、
受講コースが複数ある、
日能研の冬期講習について考えていこうと思います。


日能研の冬期講習会案内によると、
5年生の算数の場合、
10回にわたって「比」「速さ」「平面図形」の3単元を取り扱う予定となっています。


本科教室では、
「比(含:平面図形と比)」は10~11月、
「速さ」は11~12月に
学習しています。


冬期講習会では、主として2学期に学習したこれらの単元について、
「学習を整理し、理解を深めることで、確かな得点力の基礎作りを行う」
(冬期講習案内より)ことになります。


そこで気になるのは、
受講コースによって取り扱う問題に差があるのかという点です。


下記の表は、
「平面図形(相似比と面積比)」を例に、
本科教室と冬期講習コースとの関係を比較したものです。


20161222140944.jpg




本科教室と栄冠への道を用いて平月に学んだ内容を、
冬期講習教材で振り返るわけですが、
上記のように、受講コースによって
取り扱われる問題が大きく異なっています。


簡単に整理してみます。


標準コース…基本的な相似の問題だけを取り扱います。

応用コース…基本問題の他に、練成問題では6年生の6月に学ぶ「影の問題」が含まれます。

発展コース…基本問題はほとんどなく、さらに半分以上が本科教室や栄冠への道にない問題です。


冬期講習は「これまでに学んだことの復習」と思われがちですが、
塾によって取り扱う範囲・レベル・問題数が異なります。


日能研の場合、
標準コースには6年生の学習や入試問題につながるような問題がありません。


標準コースを受講しながらも、平月の授業のクラスアップを目指している場合は、
栄冠への道の大問3のような問題、
あるいは影に問題の家庭学習も必要になるでしょう。


応用コースは「折り返し問題」を除き、既出の問題をほぼカバーしていますが、
授業と宿題を合わせて大問7題と「演習量」がやや少なくなっています。


平月の授業のクラスアップを目指している場合、
栄冠への道の復習などによる演習量の確保と、
「+αの学習」をどこで行うかの検討が必要です。


発展コースは問題の半数が応用ですから、
受講の価値アップの条件は、
平月に学んだ内容が定着していることです。


冬期講習受講までに、栄冠への道などを利用した復習ができるとよいと思います。




このように、コースが複数ある冬期講習会では、
上位コースと下位コースとの差があること、
同じコースであっても冬期講習受講時にマスターできる質と量の差が、
次学年での学習に影響します。


お通いの塾の冬期講習会の特徴を調べ、
それに応じた準備をすませて冬期講習会を受講し、
受けた授業が有意義なものにできるといいですね。

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受験算数と塾の使い方 2016年12月24日18時00分
主任相談員の前田昌宏
中学受験情報局『かしこい塾の使い方』の主任相談員である前田昌宏が算数の面白い問題や入試問題を実例に図表やテクニックを交えて解説します。
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