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浮力について理解を深めよう(1)

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かしこい塾の使い方 2018年11月14日10時05分

「浮力」・・・苦手というお子さんが多い単元です。

浮力といえば、基本となる考え方は「アルキメデスの原理」です。
流体の中の物体は、押しのけた流体の重さと同じ大きさの浮力を受ける、といった内容なのですが、小学生にこれをそのまま伝えても、なかなか腑に落ちることはありません。

私はお子さんたちに浮力を指導する際、ある質問をすることにしています。

それは

「今日家に帰ったら、知らないおじさんが家に侵入していました。どうする?」

そして二択の質問をします。

「A. 警察を呼んで追い出す  B. そのまま一緒に暮らす」

・・・当然、お子さんたちはみんなAを選びます。

「当然だよね?知らない人が勝手に家に侵入してるんだもん、事件だよね。追い出すよね?」

この意見に反対するお子さんはいません。

そこで私はお子さんに言います。

「水さんだって同じなんだよ。この物体が水に入ってくるまでは、そこには水さんたちしかいなかったわけだよ。水さんが平和にやっていたところに、突然侵入者が現れたんだ。追い出そうとするよね?」

そんな問いに、お子さんたちは「うん、うん」とうなずきます。

あえて原理を無視してアプローチするのです。

具体的な計算は簡単。

例えていうと

「70人押しのけたら、70人から押し返される」

という、しごく当たり前のことを計算すればいいのです。

お子さんが今ひとつ「浮力」というものを掴んでいないとお感じの方は、動画を参考にしてみてください。

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かしこい塾の使い方 2018年11月14日10時05分
主任相談員の辻義夫
中学受験情報局『かしこい塾の使い方』の主任相談員である辻義夫が家庭学習で悩んでいる方にすぐに実践できる効果的な学習方法をお教えします。
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