浜学園の入塾テストで不合格だったらどうする?
関西で難関校を受験しようと考えるとき、塾選びの選択肢の1つとして浜学園を候補にあげるご家庭は多いのではないでしょうか。
難関校に多くの合格者を輩出する、関西の名門と言われる進学塾、浜学園。そんな浜学園の入塾テストですが、残念ながら「不合格」という結果になることもあるようです。
ここでは、浜学園の入塾テストとはそもそもどんなテストなのか、そして不合格になってしまった場合どうすればいいかを考えてみます。
学校のテストとは全く違う
浜学園に限りませんが、進学塾の入塾テストは「これから入塾する子ども」を対象としているため、出題範囲は小学校の指導要領にのっとったものとなっています。
科目は算数、国語の2科目です。
小学校の指導要領にのっとっているとはいえ、問題が小学校レベルかというと、全くそんなことはありません。
これまで小学校の勉強しかしてこなかったお子さんが受けると、不合格という結果になってしまうこともあります。
まず国語ですが、小学校のテストは教科書の本文をそのまま使った短い題材文のものが多く、授業で習って内容をお子さんが知っているということが前提になっています。
ところが入塾テストは漢字、語句などは指導要領にのっとっているものの、文章はふだん小学校で接しているものよりも大幅に長く、お子さんたちが初めて見るものになるので、慣れない試験会場の雰囲気もあって「全然できなかった」という感想のお子さんもいるようです。
算数ではかなり思考力を要求される問題も出題されます。
そのような問題に困惑して、できる問題まで逃してしまうこともあるようです。
浜学園の入塾テストは4種類ある
浜学園の入塾テストには4つの種類があります。
まず1つ目は、月に1回行われて塾生も原則受験する「公開学力テスト」です。
毎月第2日曜に開催されます。
有料のテストで、受験すると後日成績結果とともに、テストの解説や得点分布など詳細なデータが配布されます。
入塾の合否とともに、現状のお子さんの位置、塾内での状況も知ることができます。
次に、年に4回開催される無料の「学力診断 無料オープンテスト」です。
こちらも受験すると合否結果と成績の通知があります。
毎年1月、3月、6月、11月に行われます。
公開学力テストやオープンテスト以外の入塾テストとして、各教室で毎週土曜日に行われる「土曜入塾テスト」があります。開始は14時30分です。
大規模な公開学力テストやオープンテストの雰囲気にのまれたくない、緊張しやすいというお子さんにはこちらがいいかもしれません。予約も不要です。
日程的に土曜や日曜の都合が悪いという場合、最寄りの教室に連絡してお願いすれば「特別扱い入塾テスト」を随時開催してもらえます。
まわりに「教室慣れ」した塾生がいない分、落ち着いて受験できるというメリットがあります。
浜学園の入塾テストに不合格になってしまったら?
浜学園も塾ですから、生徒を増やしたいと考えています。
しかし、授業についていけないと考えられるお子さんを入会させる訳にはいかないという事情もあります。
「塾向け」の勉強を全くしてこなかったお子さんが入塾テストを受験した場合、残念ながら不合格という結果になってしまうこともあります。
もしも不合格になってしまった場合、どうすればいいでしょうか。
上記の公開学力テストやオープンテストを受けて不合格になってしまった場合は、成績がわかるはずですから、成績をみて対策を考えましょう。
算数なら計算など基本的な問題も多く出題されているはずです。
そのような問題で失点していないか、チェックが必要です。
国語は学校習ったはずの漢字などで失点していないか、確認します。
大きな会場、塾生がたくさんいる教室で緊張してしまったというなら、土曜入塾テストや特別扱い入塾テストで再受験するという方法もあります。
ある程度の準備は必要ですが、あまりにハイレベルな学力が要求されるテストではありませんので、落ち着いて学力を発揮できる工夫をしてみましょう。
ただし、入塾テストの結果で通塾する場合のクラスが決まりますから、できればある程度上のクラスでスタートしたいところです。
その場合はしっかりとした準備が必要です。
小学校内容でいえば、1学年上くらいの勉強をマスターしていれば、上のクラスでついていけるようです。
できれば受験用の3年生・4年生向け教材(自由自在などがあります)で準備しておくのがいいでしょう。
以上、このコラムでは浜学園の入塾テストについて説明してきましたが、いかがだったでしょうか。
これから浜学園への入塾を考えているご家庭は、ぜひ参考にしてみてくださいね。