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第791回 男子中の入試問題 数の性質 3

「第791回 男子中の入試問題 数の性質 3」

ここまで、2026年度に男子中の入試で出された「数の性質」の問題について考えています。

今回は、前回ご紹介した最後の問題にも出てきた「数の規則性」の問題を見ていきます。

 

1問目はくり返しの問題です。

 

【問題】次の[  ]にあてはまる数を求めなさい。

電球Aはスイッチを入れると「3秒間光って、2秒間消える」をくり返します。電球Bはスイッチを入れると「1秒間光って、2秒間消える」をくり返します。電球A、Bのスイッチを同時に入れてから100秒後までに、電球Aと電球Bの両方が光っている時間は[  ]秒間です。

(城北中学校 2026年 第1回 問題2-(2) 問題文一部変更)

 

【考え方】

電球Aは

3秒間+2秒間=5秒間

で点滅をくり返し、電球Bは

1秒間+2秒間=3秒間

で点滅をくり返しますから、時間(5秒間、3秒間)の最小公倍数である15秒間について調べます。

100秒間÷15秒間=6セットあまり10秒間

電球Aと電球Bの両方が光っている時間は1セットの中に3秒間あり、余りの10秒間の中に2秒間ありますから、全部で

3秒間×6セット+2秒間=20秒間

です。

答え 20

 

本問は、くり返しの規則性を利用する問題です。

くり返す1セットについて調べることが、解き方の基本です。

 

2問目は数列の問題です。

 

【問題】次の[  ]にあてはまる数を答えなさい。

次のように、ある規則によって整数をならべます。

1、3、6、10、15、21、……

この整数の列で、初めから12番目の整数は[ ① ]、200より大きい最初の整数は[ ② ]です。

(サレジオ学院中学校 2026年 A試験 問題2-(1) 問題文一部変更)

 

【考え方】

数列の問題は、数に番号をつけること、隣り合う2数の差を調べることの2点が解き方の基本です。

調べてみると、□番目の数と(□+1)番目の数の差が(□+1)ですから、11番目の数と12番目の数の差は12です。

1+2+3+4+5+6+…+12

=(1+12)×12÷2

=78 … 12番目の数

続けて書き出します。

78+13=91 … 13番目の数

91+14=105 … 14番目の数

105+15=120 … 15番目の数

120+16=136 … 16番目の数

136+17=153 … 17番目の数

153+18=171 … 18番目の数

171+19=190 … 19番目の数

190+20=210 … 20番目の数

よって、200より大きい最初の整数は210です。

答え ① 78、 ② 210

 

本問は、数列の基本を確認できる問題です。

なお、[ ② ]は次のようにして求めることもできます。

200を□番目の数とすると、

(1+□)×□÷2=200

(1+□)×□=400

なので、「□はおよそ20」と見当をつけることができます。

□=19のとき

(1+19)×19÷2=190

□=20のとき

(1+20)×20÷2=210

 

3問目は群数列の問題です。

 

【問題】ある規則にしたがって、下のような数の列をつくります。

このとき、25/50は初めから数えて何番目にありますか。

(高輪中学校 2026年 A日程 問題2-(4))

 

【考え方】

問題の数の列は、次のように区切ることができます。

第□群には、分母が(□+1)、分子が1から□までの□個の分数が並んでいますので、25/50は第49群の25番目の分数とわかります。

1個+2個+3個+4個+…+47個+48個+25個

=(1個+48個)×48÷2+25個

=1201個

よって、25/50は初めから数えて1201番目にあります。

答え 1201番目

 

本問は、群数列の基本問題です。

もし、正解できないようでしたら、区切り方、等差数列の和の公式を確認しましょう。

 

最後は数表の問題です。

 

【問題】次の[ ア ]~[ ウ ]にあてはまる数をそれぞれ求めなさい。

1以上の整数を小さいものから順に、下の図のような規則で並べます。

たとえば、2段目の左から3番目の数は8です。

このように数を並べたとき、5段目の左から6番目の数は[ ア ]です。また、200は[ イ ]段目の左から[ ウ ]番目に並びます。

(浅野中学校 2026年 問題1-(2) 問題文一部変更)

 

【考え方】

1からの整数が順に三角形の形に並んでいますので、三角数(赤字 例:1+2=、1+2+3=、1+2+3+4=10)の位置に着目します。

1は(1段目、1番目)、3は(2段目、1番目)、6は(3段目、1番目)、10は(4段目、1番目)、…のように、□番目の三角数は(□段目、1番目)にあります。

5段目の左から6番目の数は、1段目の左から10番目の数㋑から数えて5番目に並ぶ数で、数㋑は9段目の左から1番目の数㋐の次の数です。

㋐は9番目の三角数なので、

1+2+…+9

=(1+9)×9÷2

=45

より、㋑は46とわかります。

ですから、5段目の左から6番目の数は

46+(5-1)=50です。→ ア=50

1+2+…+19

=(1+19)×19÷2

=190

1+2+…+20

=(1+20)×20÷2=210

なので、200は19番目の三角数である190(㋒)の10個後に並べられる数です。

㋓から200まで10個の整数が並びますから、イ=10、

ウ=20-(10-1)=11

です。

答え ア 50、 イ 10、 ウ 11

 

本問は、三角形タイプの数表の問題です。

もし、正解できないようでしたら、三角数に着目すること、一部を省略した表を利用できることを確認しましょう。

 

今回は、2026年度に男子中で出された「数の規則性」の問題をご紹介しました。

1問目から3問目までは基本レベルの問題です。

もし、正解できない問題があれば、着眼の仕方、等差数列の公式を復習します。

4問目のような数表の問題が苦手なときは、はじめに数を正方形の形に並べる四角形タイプを練習し、その次に今回ご紹介したような三角形タイプに取り組んでみましょう。

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数の性質の練習問題 / 中学入試の算数問題 2026年09月05日18時00分
主任相談員の前田昌宏
中学受験情報局『かしこい塾の使い方』の主任相談員である前田昌宏が算数の面白い問題や入試問題を実例に図表やテクニックを交えて解説します。
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