新5年生のクラスを決めるテスト3
「第313回 新5年生のクラスを決めるテスト3 ~浜学園 1月 公開学力テスト~」
前回までは、2月から始まる新5年のクラスを決めるテストとして、
サピックスの「入室・組分けテスト」を見てきました。
今回は、浜学園です。
浜学園のクラス分けは、
サピックスや四谷大塚の「組分けテスト」のような1回のテスト結果ではなく、
「クラス編成は2か月に1度、復習テストと公開学力テストの総合成績」
(浜学園HPより)
によって決まります。
復習テストは
科目ごとに毎週行われる定着度を確認するためのテストで、
2ヶ月間で8~9回行われます。
また公開学力テストは、
毎月第2日曜日に行われますので、
およそ10回分のテストの結果によって新しいクラスが決まっていく仕組みです。
つまり、2月から始まる新クラスは、
12月と1月に行われる復習テストと公開学力テストの総合成績に基づきます。
今回は、それらのテストの中から、1月に実施される公開学力テストを見ていきます。
下記の表は、2016年1月10日に実施されました
「浜学園 第514回 公開学力テスト 小4算数」の
出題内容、正答率、難度などをまとめたものです。
どのような問題が出題されているのか、いくつか拾い出してみます。
テストが行われる約1ヶ月前に塾で学んだ和差算の基本形ですが、
正答率は62%とあまり高くありません。
「時間の計算」が含まれているためだと思われます。
大手進学塾の公開テストの大問1は計算問題であることが多いのですが、
この中に「単位換算」の問題を含めると、
単純計算の問題に比べて、正答率が下がる傾向にあります。
「時間」「面積」「容積」は特に低くなりがちです。
失点しがちな場合は、テスト前に確認をしておきましょう。


これもテストの直前に塾で学んだ過不足算ですが、
正答率は54%です。
過不足算はマスターすれば決して難しくはないのですが、
マスターするまでに時間のかかるケースがあります。
過不足算に限らず、習った文章題(特殊算)は、
塾教材や市販問題集を利用して、
冬休みが終わるまでに、身につけておきましょう。


この類題は平常算数の教材にはありませんでした。
しかし、正答率は53%と、前問の過不足算とほぼ同じです。
問題文の条件を整理するために必要な力が似かよっているためだと思われます。
実際、
和差算で用いた「和からはみ出し部分を引く」と
過不足算で用いた「(表のように)書き並べる整理方法」の
2つの力が求められています。
「〇〇算だから、☆☆を利用して整理する」
ということができるようになれば、
5年生に向けて
「〇〇という条件があるから、☆☆を利用して整理する」
のように、
解くことができる問題の幅を広げていくことが望まれます。


No.15で学んだ3種のつるかめ算です。
正答率が17%しかないのは、
3種のつるかめ算自体が4年生にとって難しいのに加え、
半年以上前の学習内容ですから、
完全に頭から抜けていたケースもあったことでしょう。
しかし、問題を見ると答えは1つしかありません(=複数解ではない)ので、
調べ尽くせば正解を見つけることができる問題です。
無理だと思って一旦パスしても、
テスト時間の残りがあれば調べてみる価値があります。

ここまで見てきますと、
浜学園の公開学力テストの一行問題(大問2)も、
他の大手進学塾の一行問題と同様に、
ここまで学んできたことができているかの定着度確認問題だといえます。
大問1の計算問題と大問2の一行問題を全問正解できるだけで、
平均点63.5点を超えることができます(64点)から、
これまでのテストで平均点以下の得点が多いようでしたら、
過去の公開学力テストの大問1、2を利用して課題を洗い出し、
塾教材などで振り返り学習を冬休み前までに完了させておきましょう。
次回は大問3いこうについて見ていく予定です。

